忘れないよ [仕事]
増・改築などに伺うお宅には、そこの家族の一員である犬や猫などがいる場合もよくあるのだが、彼らに歓迎されることはほとんどない。
今の現場にはポチタマのマサオ君のような犬(♀)がいる。
初めは当然警戒されていたのだが、何を気に入ってくれたのか日を追うごとに親愛を表してくれるようになった。
朝、顔を見ればしっぽを振って出迎えてくれる。一服してくださいと濡れ縁でお茶を頂いている時は、足元に体をスリスリしに来る。 実家の柴犬はこんなことはしてくれないのだが?
「大工さん、気に入られちゃったね」とおばあさんに笑われてしまった。
基本的に人が好きなんだろうな。こういう性格は見習わなくては。
犬にも猫にも小さな虫にだって、学ぶべきことはきっとある。
でも、今日でお別れだよ。君んちの仕事は終わっちゃったんだ。
また遭えるかどうかわからないけど、元気で。
作業の内容や御施主さんより、こういうことで記憶に残る仕事もある。
宮大工ではないけれど [仕事]
春から、実家が檀家になっているお寺の工事をすることになった。
うちは別に宮大工ではないのだが、今回は本式の社寺建築の仕事ではなく、どらかというと土間コンクリートや左官工事の方が主体で、そられをまとめつつ付随する大工工事も、という内容になるようだ。
今日でおしまい [仕事]
さて、今日で今の現場も終わり。
大抵最後の日は建具の取付けである。
建具屋さんが場所ごとに採寸してドアや引戸を造る現場は、取付けも当然建具屋さんの仕事なのだが、今は内装建材メーカー製の枠・建具一式のものが使われることが多いので、なぜか大工の仕事になってしまった。
和室関係はまだ建具屋さんの管轄なのだが、各洋間の入口ドアに引戸に収納扉、クローゼットの折戸など数も種類もそれなりにあるので一仕事なのだ。
この後、壁や天井にクロスを貼ったり、例のフローリングに塗装をかけたり各種設備機器の取付けなど仕上げの工程は続いていくのだが、大工さんはこれでさようなら。大抵今頃はそういう業者も入っているものだが、ここは妙にのんびりしていて左官屋さんが見に来ただけ。
まあ、そのほうが心静かに仕事ができるので、ありがたかったが。
とりあえず一軒終わって、ほっと一息でした。
正直 めんどい [仕事]
無垢のフローリングはいいものだ。
芯材が合板のフロアー材がいくら抗菌だキャスター対応だ等と付加機能でがんばっても、居室に使うなら無垢材の床の風合いや暖かみにはかなわない。自分の家を建てるとしても、できる限り洋間の床は無垢を使いたいと思う。
ただ、良い事ばかりかというとそうでもない。特に施工する者にとっては。
早く外部囲ってぇー! [仕事]
ブログを始めるにあたって、仕事のことを記事にするのはやめようと思っていた。
なんだか書いてるうちに愚痴っぽくなっても困るな、と。人さまの目にも触れるわけだし。
でもなんというか、そういう生臭い事情抜きに見たらけっこうネタが転がっているカテゴリーだとも思えるので、ちょっと考えを改めることにしてみた。