柿食えば… [Life]
果物が好きだ。
特に秋から冬にかけての果物がいい。
秋、長野の飯田あたりをオートバイで走っていて、わざと農道に迷い込むのはあまり人には言わない楽しみの一つだ。
だって大のオトコが、「林檎の匂いの空気の中を走るのが好き」なんてそんな…でしょ?(苦笑)
そして道端のあちこちにある直売所で、さんざん試食させてもらって5個入りくらいの袋を1つだけ
買って帰るのだ。
柿は買った記憶があまりない。
「ウチでなっとったやつだが、もってけ」 などと頂いたものをよく食べる。
でも熟しすぎて、ジャムになる寸前のようなのをもらうのはちょっと悲しい。
柿は、がりがりいうくらいのに限る。
そして干し柿も素敵だ。
「甘美」という言葉は、あの白くふいた粉の内側の色から生まれたに違いない。
秋はいい。
道も空も風も食べ物も、オートバイ乗りをどこかへ誘ってくれる。
なんか今日は詩人だな(笑)
で、ゆうべもそんなことを思いながら柿をむいていたんだけど。
包丁で割る時に、たいてい行く手をはぱむあの種。
負けずに、おりゃっ!と包丁を下ろすと現れる、なんとなくライチの果肉みたいな色の種の内部。
あの部分がいつも妙にうまそうに見えるのは自分だけだろうか?
あれがコリコリした歯触りで不思議な甘さでもあったなら、あるいは銀杏のようにムニムニした珍味だったなら、柿ももっと人気者だったろうに…。
変?
あー、固めの柿、いいですね!サクッ、っていうくらいのが。
うん、ワタクシもあの水晶体のような種のところ、まじまじと見つめてしまいます。試しにYASHさん、食べてみてください(笑
飯田から伊那にかけて、天竜川の東側の長閑な道も楽しいところが多いですね。最近行ってないなあ。。
by harry (2005-12-09 23:45)
子供の頃から何度ガジガジしたことか。その度に後悔しますけど(笑)
今年は10月末にあの辺りを走ったんですが、ちょうど小雨混じりの冷たい風が吹く日でちょっと残念でした。カラリと晴れた小春日和にもう一度、と思ってるうちにもう師走。なかなかタイミングが合いません。
by YASH (2005-12-10 21:43)