デジタル一眼 [2]

以前もカメラ店のデモ機をあれこれ触って思った。
やはり気になるのはキヤノンの20Ｄ。
今あるレンズもとりあえず生かせるし、豊富なレンズ群と周辺機器。
高レスポンスな、もはや手馴れた感じの多点測距に低ノイズ。
操作性もＥＯＳシリーズのものならすぐ馴染むだろう。

しかし…。
なぜか　「コレだ！」　という感じがしない。
20万円を越えるカメラにもかかわらずチープ感漂うグリップや各部の仕上げとか、雑誌やｗｅｂ
にある作例のツルピカ美白肌や、すっきりさわやかな色の感じも実はあまり好みではなかった。
多くの人々から高い評価を受け、使われている20Ｄの出来が悪いはずはないだろう。
例えば仕事に使うなら間違いのない選択かもしれない。
でも趣味を楽しむ道具なら、使い手の好みを重視しても良いはずだ。

ううむ。
やっぱり中古のＥＯＳ3でも買って、もっと気に入るのが出るまで待つか…。
しかしパソコンで扱うのにフィルムスキャナで取り込んで、色カブリや妙に軟調になるのを
補正したり、付いていた埃をクローンブラシで消すのもそろそろウンザリだし…。

待てよ、オリンパスのＥシリーズなんてどうだろう？
コダック製のＣＣＤが生み出すその色はたしかにコダクロームのポジのような風合いを感じるし、
ダスト・リダクションなんて秘密兵器も搭載している。
しかもＥ－１は防塵・防滴！　
上にでっぱりのないＥ－３００は、タンクバッグに緩衝材でも入れればピッタリ収まりそう！
不覚にもあまり気に掛けずにいたが、埃っぽい路上で扱うことの多いバイク乗りには相当魅力的なシステムじゃないか。
　
こここ、コレだ！！

という訳でどうやら次は、オリンパスに乗り換えることに決めた次第です。