梅雨が明けたら夏本番。
今日は本番にも程がある暑さだったので、記念に貼っておくことにした。
ちなみに私の平熱は35度台なので、
外にいると風が吹いても涼しいどころか、むしろ余計暑い。
ちょっと、本当にほどほどにしてほしいなぁ…。
梅雨が明けたら夏本番。
今日は本番にも程がある暑さだったので、記念に貼っておくことにした。
ちなみに私の平熱は35度台なので、
外にいると風が吹いても涼しいどころか、むしろ余計暑い。
ちょっと、本当にほどほどにしてほしいなぁ…。
今の仕事は新築の注文住宅。
今年は2月頃から片道1時間コースの現場が続いていたが、ここは家から15分くらいと近くて、
車も材料も置き放題の広い敷地。
こんな現場は今どき珍しくて、建前の応援に来てくれた知り合いの大工達が、
「広くていいな」「近くでいいな」と羨ましがっていた。
でも春先にはババ抜きのババを引いたような仕事にはまっていた事だし、
たまにはこういう事もないとね。
人数がいないとなんともならない建前や、手分けしてやらないと間に合わない仕事は
知り合いに声を掛ける。
もちろんそのお金が出れば、だけど。
でも、普段はいつも一人。
たまに組んでやっていると、仕事でもいろんな事を分かち合える楽しさとか、
頼りになる心強さなんかを感じて、仲間とやるのもいいなと思ったりするけれども、
反面、一人の仕事に戻るとほっとする。
もうすっかりそういう事に慣れてしまった。
物を作るのはなんとなく好きだったが、特に志があってこの仕事に就いた訳じゃない。
ほとんど成り行きだったのが月日は流れ、いつの間にか28年。
ついこの間まで若い衆だったような気がするのに、気が付くと周りは自分より若い者が
ずいぶん増えている。
いろんな事を考えると、昔はともかく今の大工は決して人に勧められる職業ではない、
と思ってしまうのは、悲しいことかもしれないけれど、冷徹に考えるとそういう面は確かにある。
勘定が合わない事が多すぎる。
けれども家を建てたり直したりしている最中に、お客さんに楽しみだなあなんて言ってもらえるのは
こちらも張り合いがあるし、最後の日にありがとうと言ってもらえると、
この仕事もまんざらでもないぞ、と思ったりもする。
まあ、それくらい単純じゃないと、務まらないってのもあるけどね。
でも、自分の作った手で触れられる物が、誰かの暮らしの中で活かされる。
そんなふうに思える仕事は、案外少ないのかもしれない、とも思える。
あと、ほんのちっぽけな「自由」もある。
やる、やらないは俺が決める、とか(笑)
平日に都合をつけて休みにすることもできるし、帳尻を合わせるために
日曜祭日や、夜中までやることも。
どう仕事を組み立てるかは、基本的には自分次第。
まあ、どんな自営業も同じかもしれないけどね。
もう、とても勤め人には戻れないだろうな…。
***
と、今日、工事用の電灯を点けようか迷いながら、道具を片付けつつ、こんなことを思った。
夏本番とはいうものの、実は暗くなるのがどんどん早くなっている。
そういう事に気付くのも、この仕事の好きなところ。
さて、明日は和室にかかろう。