無駄手間。

インパクトドライバーを新調した。

今の大工工事はもう、釘を玄翁で打つよりインパクトでビスを打つ事の方が圧倒的に多くて、
自分達には欠かす事のできない道具の一つになっている。

なので消耗も激しく、充電バッテリーを動力とするものの宿命通り、
本体より圧倒的に早くバッテリーの寿命がくる。

バッテリーを買い換えるかAC電源のインパクトと併用してだましだまし使うか、
いっそ本体ごと新型に替えるかいつも悩むのだが、今回は思い切ってそっくり新しくしてみた。

さて今回は何色にするか、かなり悩んだ。

地域的な違いもあるそうだが、名古屋・尾張地方で建築に携わる職人の間では、
この手の充電工具はマキタが圧倒的なシェアを誇っている。
ということは現場に来る者の大半がマキタのインパクトを使っている訳で。

もちろん型番や機種違いがあるから全く同じという事はあまりないけれども、
それでも紛らわしいことには変わりない。
できればあまり被らない色にしたいと思うのが人情というもの。

そんな事情を知ってか、このモデルから5色展開になったのはいいのだが。

カワサキみたいなグリーンはちょっとなぁ…。10Rとか乗ってるならいいんだけど。
ピンクね。誰とも被った事ないっすよ♪と言う知り合いもいるけどね。
ブルーはマキタのイメージカラーで、無難な事もあってかやはり多い。
白も人気色で、特に若い職人に好まれている。
残る黒はあんまり見ないけど、目立たなくて置き忘れそうだし…。

ちなみに昔使っていたのにはこんなのもあった。
これもかなり長く使ったけど他で同じ物を見たのは一回きりで、目立つから置忘れもなくて具合が良かった。
今の型もオレンジとか出してくれたら良かったのに。


とか言っていても仕方ないので今回は黒にしてみたのだが、やっぱり手元から離すと
すぐ他の物に紛れて目に付かないのが気になる。

考えた末、ボディの前にあるスモーククリアのプラスチックカバーの裏を塗ってみることにした。
表側だとすぐ削れて剥げるけど、これなら部品の厚みが保護層になるからそんな事もない。

面積は大きくなくても、これくらいのイエローなら目に付くだろうし、
黒いボディと合うはず、と思ったのだが。

思ったよりスモークが濃くて、付けてみたらなんだかヘンな色…。
イエローというより何色だこれは? 黄土色か、うーむ。

今回はちょっと失敗。