「お勧めの商品があります」と、Amazonから時々ダイレクトメールが来る。
たまに見てみると、どう考えても過去の買い物や閲覧に関係しない、
どこがお勧めなんだかよくわからないものが混じっていたりして笑えるけれども、
先日はそこでこんな本を見つけた。
「お勧めの商品があります」と、Amazonから時々ダイレクトメールが来る。
たまに見てみると、どう考えても過去の買い物や閲覧に関係しない、
どこがお勧めなんだかよくわからないものが混じっていたりして笑えるけれども、
先日はそこでこんな本を見つけた。
ついレビューまで読んでしまって、不覚にもこれは読んでみたいなと思ってしまった割にはポチッとせずに、
わざわざ本屋まで出掛けて買ってきた。しかも取り寄せ。
ごめんよ、Amazon。
内容は、もしダースヴェイダーが子育てをしていたら、の仮定に基づいたお話。
銀河帝国軍の司令官であると同時に、若き父親でもあったダースヴェイダーと、
幼少期のルークの暮らしのひとコマを綴ったもの、と言えばいいのか。
レーアは早々に里子に出したらしいな(笑)
父親であるダースヴェイダーと聞くと、つい星一徹みたいな存在をイメージしてしまうが、
それは浅はかというものだった。
幼い頃、惑星タトゥイーンで貧しいながらも母親に愛されて育ったアナキン=ダースヴェイダーが、
毅然として躾に向かう一方で、意外と過保護な面もあったりする良きパパになっているのは、我々には頷けるはず。
おそらくアナキンの人生の中で幸せと言えたのは、幼いルークと過ごしたこの数年間だけだったかもしれない。
まだ何も知らない息子と、あるいは未来をも予見しうる力を持つ父親。
その二人の暮らしの中、旧三部作で聞き覚えのある台詞が時に可笑しく、時に重く響く。
ほのぼのとした絵柄がかえって切ない。
だって我々は、この親子の未来を知っているのだ。
こんな絵本で、目頭が熱くなるとは…。
とまでは言わないが、単なる絵本とは一味違った一冊。
しかし、なぜAmazonがこれを勧めてきたのか、と書いて思い出した。
昔、ライトセイバーを探したんだった!