突然だけど、こんにゃく作った事、あるかい?
私はあるよ。
突然だけど、こんにゃく作った事、あるかい?
私はあるよ。
なんでまたこんにゃくかというと、我が家は生協で食材なんかを頼んでいるんだけど、
こんにゃく作りセットをカタログで見つけて、注文しておいたのだ。
おでんに入れて煮込んでもいいし、出汁昆布と一緒にさっと煮て、味噌をつけて軽く一味も。
そろそろそんな食べ物が美味しい季節だし、なんだか面白そうじゃないか。手作りこんにゃくなんて。
今日みたいにこれといって出かける用事もない日曜の午後は、そんなことをやってみるのにぴったりだ。
まずは芋を良く洗って下茹で。
なかなか火が通らずに40分くらいかかる。
茹ったら流水で冷まして皮を剥き、水の中ですり下ろす。
ゴム手袋をしているのは、手がかゆくなるから必須なんだそう。
ここで気が付いたのだが、芋の重さの3倍の水に混ぜるんだけど、
ということは400g×3=1200ccプラス芋で、実質1.6kgのこんにゃく原液になる。
けっこう莫大な量になりそう…。大丈夫か?
で、これがこんにゃく液。
これを粘りが出るまで混ぜると説明書にはあるが、こんなさらさらなのに
粘りなんて出るのかと思っていたら…。
10分くらい木べらで練っていたら、本当に粘る粘る。
ボールを傾けても流れないほどになってしまった。
不思議フシギ。
そのまま30分置いたら貝殻のカルシウムから作ったという凝固剤を入れ、
さらに混ぜてまた30分寝かせる。
で、いよいよぶるぶるのこんにゃくになってきた。
ボールで作っているからよくある三角や短冊形にするのはロスが多いので、
ちぎりこんにゃく風にしてみた。
これをアク抜きのために一時間ほど煮ると、やっとできあがり。
食べるときはさらにまた煮てからじゃないと、かすかにアクの苦味が残る。
こんにゃく芋って茹でればとりあえずは食べられそうに見えるけど、とてもそんなシロモノではないらしい。
それをこんなに手間を掛けてなんとか食べられるように考えた人には、本当に頭が下がる。
食べ物を、食材を作るって大変だ。
「頂きます」は、そういうことへの感謝でもあるんだな、と実感。
今夜のおかずは、そんな背景を持っているのであった。
うまいかって?
そりゃ、うまくないはずがない。
***
ところで予想通り二つの鍋いっぱいにできてしまって、どうするんだコレ状態(笑)
とりあえず明日も食べて、実家にもおすそ分けだな。
欲しい人には差し上げますから遠慮なくどーぞ。