暑さもそろそろ先が見えてくる頃、なんて前記事には書いたのに、ここへ来て残暑全開の今週。
日中はもちろん、明け方の一番涼しいはずの時間に窓を開けておいても、涼しい空気はちっとも入ってこない。
最低気温が27℃じゃなあ…。
暑さもそろそろ先が見えてくる頃、なんて前記事には書いたのに、ここへ来て残暑全開の今週。
日中はもちろん、明け方の一番涼しいはずの時間に窓を開けておいても、涼しい空気はちっとも入ってこない。
最低気温が27℃じゃなあ…。
この夏も例によって遠出はしなかったけれど、それでもちょくちょく乗る機会はある訳で、
今はこんなシールドが重宝している。
マルチテックを買ったときに標準のソフトスモークに加えて付いてきたのがこれ。
こんな中途半端なものより、格納式のサンシェードをなぜ付けてくれんのだと、
袋から出しもせずに仕舞いこんであったのだが、思い出して使ってみるとなかなか具合がいい。
ちょうど空の部分だけ濃い目のスモークが掛かって、ソフトスモークの場合よりかなり陽射しが目に優しくなる。
ダークスモークほど暗くはないので、街乗りなら日暮れてからでも見難くなることもないし。
本当は帽体にサングラスを仕込むとか、harryさんのNOLANみたいに上半分だけ濃いスモークを重ねられる、
ダブルシールドにしてくれればいいのにと思うが、そういうのって特許の絡みでもあるのかね。
黒とグレーのツートンだったメッシュグローブは、甲の部分が日差しによる退色ですっかり妙な色。
今年で4回目の夏だったかな。
元になった紫外線を同じように目にも受けている訳で、これからの夏はそういう事も頭の隅に入れて走らねば、
なんて思うようになった。
目はシールドみたいに取り替えは効かないもんね。
***
街と大差ない暑さの国道を外れて、川沿いの道をぐんぐん上っていく。
ダム湖を越え、ローカル線の無人駅をひとつ通り過ぎてから橋を渡る。
いつのまにか曇ってきて、空気がひんやりしてきた。
夕立を気にしながら左手に川、右手に広がる田んぼを見てしばらく走り、その先に現れた集落の民宿が今日の宿。
正しい日本の田舎造りの家、という感じの建物だ。
脇の小川にかかる小さな橋を渡って、中庭へバイクを滑りこませ、農機具小屋のような屋根の下へ。
空がゴロゴロ言い出す中、慌ててバイクから荷物を降ろし、引き戸の玄関に駆け込むと大粒の雨が降り出す。
ほっ。
着替えてお茶を頂いているうちに明るくなってきた。
田んぼの向こうの森からはヒグラシの声。
空気はひんやりと湿り気を含んで、かすかに草の匂いがする。
さて、夕飯まで散歩に出かけようか。
なんてね。
夏のツーリングというと高原の快走路へ、なんてつい考えるけど、こんなのを目的にするのも良かったな、と今更(笑)
今のうちに心して味わっとかないと、無くなっちゃうかもしれないし。
前もって良さそうなところを探しておいて、来年の目標に、というのもいいかも。
鬼には笑わせとけ!