去年、バイクで箱根に集まった時には、連休の渋滞のせいではるか彼方に思えた御殿場。
もしかして春日井から3時間という読みは甘かったのかと思っていたが、
午前3時半に出たら7時半過ぎには御殿場どころか、あっさり現地に到着。
東名も会場付近も、渋滞は皆無だった。
開場の列に並んでもごった返すほどの人出ではなく、思ったよりのんびりとした雰囲気。
山中湖のSLSの時は、持参の椅子が使えるスペースがあっという間に埋まってしまったのに、
ここは位置を選ばなければ午後になっても空きがあった。
初回ということで知名度の低さから観客動員数も少なめだったんだろうか。
朝早いうちは晴れ間もあったのに、やがて山の方から低い雲が垂れ込めて、すっかり曇り空に。
でも今回は雨の予報は出ていなかったのが救いだったな。
これは寄せ書きコーナー。
こういうのにさらっと気の効いたイラストの書ける人は尊敬してしまいます。
それにしても寒かった。
朝のうちは晴れ間も覗いていたが、やがて山の方から低い雲が立ち込め、ときおり冷たい風が強く吹く。
スタッフ・ブログから気温の低さは知っていたので、雨から防寒の装備までそれなりの用意をしてきたのだが、
まさか日中からウインドブレーカーやダウンベストを着たままでいるとは思わなかった。
夕方には念のために持ってきたダウンジャケットまで羽織る事になって、ちょっとびっくり。
似たような格好の人たちも多かったが、初夏の格好のままで来ている若者も多く、
いくら若いといってもあれは季節と場所をナメ過ぎだよなぁという場面も。
バイクと野外フェスの装備は、意外と通じるものがあるようだ。
とはいえ、ステージサイドまで行って盛り上がっていればやはり温かく、そして汗だってかける。
このフェスは参加アクトそれぞれにゲストがあって、いわばセッション風のステージになっていた。
生でゴダイゴのMonkey Magic が聞けたのは世代的に嬉しかったし、SLSに続いてのスカパラも、
こういう場所で聞くのは最高なんだけど、個人的にはエレファントカシマシとCharaのステージが良かったなあ。
自分自身はどちらの大ファンということもないけれども、混ざりそうもない色同士が
驚くほど新鮮な色彩を作り出したようなあの場所に居られたことは、幸せだったと思えたほど。
やっぱりライブはいいです。
***
どういう訳かエレカシの、もっと言うとCharaが出てきたあたりから雲が切れて辺りが明るくなったのは
なんのチカラか知らないけれど、今回はそんなフェスだった。
これからも回を重ねて、もっと観客が増え、もっと演奏する側も多彩に、そしてもっと我々が
音楽とライブの楽しさを分け合えるイベントに育っていけば、と思う。
景気悪い話はもう、うんざり。
浮世を忘れて弾けられる、こういう機会はもっと増えなきゃね。