昨日は風もなく、とても穏やかな冬晴れでツーリング日和の土曜日だったけれど、
そういう日は家を建てる建方にも具合が良い訳で。
駆け抜けるような仕事がまた始まって、しばらくはバイクをのんびりいじる時間も取れなくなる。
それを見越して、前々からやろうと思っていたTDMのハンドル周りの事を少し。
昨日は風もなく、とても穏やかな冬晴れでツーリング日和の土曜日だったけれど、
そういう日は家を建てる建方にも具合が良い訳で。
駆け抜けるような仕事がまた始まって、しばらくはバイクをのんびりいじる時間も取れなくなる。
それを見越して、前々からやろうと思っていたTDMのハンドル周りの事を少し。
高さを若干下げたかったのも理由のひとつだが、元々メーターやハンドル周りは黒っぽい方が好みなので、
純正のメッキのハンドルバーから社外品に変えてある。詳しくはこちらで。
それにはブレイスが付属していて、せっかく黒を選んだのにこれだけアルミの地色とは、と思いつつ
カメラなどをマウントするのに使えるかも、と残してあった。
写真はETCがまだミラーの根元にあった頃なので余計に雑然としているが、
ETCを隠した今も目立つ割にはブレイスは役に立っていないので、やはり外してしまうことに。
すっきり。 というより、これが当たり前の姿だったのか。
メッキやポリッシュの輝きを保つのもバイクの楽しみの一つでも、
走行中に目をやる部分は、こんな風に素っ気無い方が似合うバイクもある。
TDMの場合は、その方が外装の色も映えるしね。
と言いつつ、今回光らせてしまった部分も。
ハンドガードに付属するバーエンドと、グリップ先端のアルミのカラーが古びて黒ずんでいたので、
ブレイスを抜くのに外した際、ついでに磨いてみた。
初めは黒ずみだけ取るつもりだったのに、ワイヤーブラシ、スチールウール、コンパウンドと
段階を追う毎に止め時を見失ってしまい、気が付いたらほとんど鏡面(笑)
ま、どっちみち走行中は見えないからいいか。
ところで純正ハンドルのバーエンドには、実に片側300gのバランサーウエイトが付いている。
TDMのエンジンはツインであっても、古典的なそれのような振動やパルス感は少ないのだが、
その重りがグリップ部の制振に役立っているのは確かで、外したままだと一日走った後は小指の辺りに
軽い痺れが残る事があった。
社外のバーには純正のウエイトは付かないので、いろいろとその手の部品を探した結果、
ハンドガードと組み合わせて使えるこんな錘を仕込んでいる。
300gにはとても及ばないが、これを入れてからは長距離後でも痺れを感じる事もなくなったので、
一応役に立っているらしい。
こんな事をやっているくらいだからもちろん純正至上主義ではないんだけど、
純正部品というのは単純に見えるものでも形状や重さ、材質やコストなどで
様々な目的と理由が複雑に織り込まれているのに、いまだに時々気付いたりしている。
***
ついでに、暮れに替えたモトレックスのオイルのお話。
今はpowersyntの10w-50。
替えてからそれほど距離は乗ってないが、前のモチュール5100より好印象。
5100は特にエンジンが温まる前のギアチェンジの時に、ギアの面が擦れるような感触がシフトペダルを通じて
伝わってくることがあったが、powersyntは常にいたってスムーズ。
懐に優しい値段もいい。
半合成か100%化学合成かの違いというより、単に相性なのかもしれないけれども、
このフィーリングが3000キロ持ってくれればありがたい。
4Lボトルはゴミが少なくて済むし、引き出すとゴゴゴッと伸びるノズルも面白い。
こんな作りの口を持つ魚がいるのを思い出したりして。
という訳でハード面ではいつでも、春よ来いなのだが。
心安らかに春を迎えるには、しばらくまじめに働かなければならないのであった。