先日気付いたリアブレーキ周りの消耗だが、ショップに見せて相談したところパッドの交換は当然として、ローターは厚みとしては即交換というところまではいってないとの事。
荒れているのは確かなので、この際両方とも新しくすればベストだけど、パッドだけでももうしばらくはいけるそうだ。
でもあの状態ではアタリがつくまでに時間もかかりそうだし、社外のパッドにして比較したかったのでローターも換えることにした。
先日気付いたリアブレーキ周りの消耗だが、ショップに見せて相談したところパッドの交換は当然として、ローターは厚みとしては即交換というところまではいってないとの事。
荒れているのは確かなので、この際両方とも新しくすればベストだけど、パッドだけでももうしばらくはいけるそうだ。
でもあの状態ではアタリがつくまでに時間もかかりそうだし、社外のパッドにして比較したかったのでローターも換えることにした。
で、仕事帰りにレーシングワールドへ寄ってみる。Yuboさんお勧めのメタリカに興味があったんだけど、どうやらリアのラインナップがないらしい。その代わりにカーボン・ロレーヌが在庫限り30%オフだったので、ついでにポイントも使って2000円程で購入。RWにしては珍しい気の効き様だ。
という訳で、先日パッドだけ交換。キャリパーも洗っておいた。
TDMのリアキャリパーは丁度サイレンサーの向こう側にあるので、サイレンサーも外す必要がある。面倒と言えば面倒なのだが、外してしまえば周りに障害物はなくなるので作業はしやすい。
パッドの保持がキャリパー・マウント側でされる方式だった。
ホイールに固定されたディスクを、パッドを噛ませたピストンで締め付ける。ごく大雑把にいうディスクブレーキってそういうものだが、そのアプローチの仕方はメーカーや車種によって様々だ。そういうことに触れるのも、バイクと向き合う楽しみのひとつだったりする。
TDMは軒下メカニックレベルでも、比較的手を入れやすい構造になっているので感心することが多いが、Dトラの方はなんでこういうまわりくどいことになっているんだろうと思うのもしばしばで、この辺は思想の違いなのかなんなのか。
KLX-Dトラの設計からもうずいぶん経つけれど、最新モデルでもカワサキってこうなのかな。そこがおもしろいメーカーでもあるんだけれど。
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ところでこのサイレンサー、単体でもそこそこの重さなので計ってみたら4.5kgあった。ということは左右で9kg、バネ下の重量としてはけっこうな値だ。現行モデルはユーロの排ガス規制の関係で容量が増しているから、さらに重いはず。
以前乗っていたFZ750のチタンのフルエキゾーストは約3kgで、変えた直後はちょっとした加・減速やターンでも挙動が明らかに違って驚いたものだ。車体は軽いに越した事はないと思った。
けれども、サーキットでタイムを詰めていくならバネ下の軽量化は大切だが、TDMのような性格のバイクの場合、それより優先されることが他にもある。例えば重心が高めの車体はオフ車的に運動性は良くなるが、極低速時の安定性には欠ける。横風などの外乱にも同様だ。マルチと違ってクランクシャフトの短いパラツインだから、エンジンの回転によるジャイロ効果も期待できない。その代わりにこの左右の錘は、動的なバランスを取る役目も担っているんじゃないかと思う。
錘を吊下げているとはいえ、コーナーの切り返しは軽快だ。納車前はチタンのマフラーも気にならないでもなかったが、実際乗り出すと、様々な条件での巡行とコーナリングがうまくバランスしているのに気付かされた。TDMを気に入っている理由はこの辺りにもあるのだ。
ただし錆を気にしなくてもいいという点ではチタンはいい。ノーマルのサイレンサーが使えるチタンのエキパイがあればぜひ手に入れたいけれど、そんなものは後にも先にも出ないだろうな。
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で、今日やっとローターを換えてきた。
さて、カーボンロレーヌと純正ローターの相性はどうだろう?
効きもさることながらタッチとライフが良ければと思っているけれど、そのうちまた記事にしてみようと思います。