連休明けに建てた分譲住宅もそろそろ終盤。
他の工事の都合もあるので、来月何日で終わってねと決められてしまったのだが、この手の仕事の常として終わりそうにない(笑)
まぁ、笑ってる場合ではないのだけれど、かかる時間はかかるのだ。
最初から最後まで追われっぱなしで駆け抜けていくような仕事だというのは分かりきっている事だけど、ここははじめ思っていたより多少マシだったのは救いだったかな。
連休明けに建てた分譲住宅もそろそろ終盤。
他の工事の都合もあるので、来月何日で終わってねと決められてしまったのだが、この手の仕事の常として終わりそうにない(笑)
まぁ、笑ってる場合ではないのだけれど、かかる時間はかかるのだ。
最初から最後まで追われっぱなしで駆け抜けていくような仕事だというのは分かりきっている事だけど、ここははじめ思っていたより多少マシだったのは救いだったかな。
分譲住宅というのはたいてい、中の造作に入る頃には買い手が決る場合が多いのだが、私が請けた棟はどういうものかなかなか買い手が付かなかったらしい。いや別に、毎日凶悪な顔で仕事をしていたからとかそういうわけじゃないよ。 たぶん。
あんまり早くに決ってしまうと早くお金にしたい元請けからせっつかれるので、いっそ工事が終わるまで売れないといいのに、なんてムシのいい事も思っていたのだが、先だってついに買い手が付いてしまった。
分譲の買い手と言うのは多くの場合、30~40代で小さな子供のいる若い夫婦である事が多い。
気が付くと自分より若い世代が豪気な買い物をしているのに今更ながら驚きだ。人様のお家を作らせて貰うばっかりの自分とはえらい違いなのだがそれはともかく。
先日工事の様子を見に来られたのもやはりそのくらいのお二人だったけれど、「男はつらいよ」の端役に出てきそうな昭和な感じの人の良い若夫婦、といった方でなんとなくほっとした。
どんな人の家になるのかなんて下請けの大工がとやかく思うことではないのだが、土台を伏せるところから頭と体を使い、形にしてきたんだもの。ちょっとくらいは思い入れだってあるのだ。
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ここに住む人達と顔を合わせる機会はこの先ほとんどないと思うけれど、その人たちの大切な場所になるならここで汗を流した甲斐があった、と言えるかもしれない。
気に入ってもらえるといいんだけどね。