今年の正月は寒かった。
天気の大きな崩れはなかったものの、最高気温が一桁半ばでは初乗りに出る気も萎えるが、
そんな中でも道連れがいれば、少しくらいは走ってくるかという気にもなる。
今回は前に書いたバイク屋勤めの友人と、知多半島の先っぽで美味いイカ焼きでもという事にしたのだが、
当日朝に風邪でダウンの連絡が。
まぁ、そういう時は何も考えずに寝てた方がいいぞと返して、さてと考える。
このまま家でぬくぬく過ごして、昼からクルマでライコかしゃぼん玉でも見に行くか、とかね。
でもせっかくその気になったんだしと思い直して、そのまま一人で出かけることに。
楠から名古屋高速に乗り、東海線の終わりから西知多産業道へ。
その辺りから路面が濡れていて、目指す南の空は重そうな雲が広がっていた。
反対にミラーに映る北の空は、淡い青空に雲が光っているのが対照的。
雨の予報は出てなかったが、進むにつれて路面はどんどんウェットになり、
やがてシールドには雨粒が。
道端の気温表示は5℃。
濡れた路面のせいか、妙に下半身が冷えてきたのでオーバーパンツを着用。
指先もかなり辛くなっていたが、これは我慢するしかない。
やっぱり電熱グローブを買っておくべきだったな(笑)。
などと思いながら走るうちに、常滑を越えると少しずつ雲に切れ間が出てきた。
時々陽射しが覗くだけで、寒さがぐっと和らぐ。やれやれ。
R247を走っていると、海沿いにバイクを停められるところなどほとんどないけれども、
幹線を外れてローカルな道に入ると、こんな風景があちこちにある。
そういう所に静かに寄ってぼんやり海を眺めていると、やっぱり出てきてよかったなと思う。
真っ青な冬晴れは陽射しが暖かくて良いんだけれど、これくらいの雲があると
風景に奥行きが出るというか。
こういう空の時に日没までいると、西東どっちの空もさぞかし見事な眺めなんだろうな。
まさに1月のカレンダーにピッタリなのが撮れそう。
でも帰りの夜道を考えると、全身電熱化でもしてないとちょっと勇気が出ない…。
そのまま海沿いを行くと、小さいけれどきれいに整備された港に出た。
船の退避所を挟んで、海にせり出した駐車場が両側に。
初日の出の朝は賑わいそう。
そういえばグローブがどうも心許なく感じるので、よくよく見直してみると
内張りが、特に指の部分がすっかり潰れてしまっている。
革の外装はさほど傷んでいないので油断していたが、これは指先が辛くても仕方ない。
これもけっこう長いから、そろそろ買い替えるか。
しかし今頃だと、サイズとか残ってるのかな…。
と、帰りは知多半島道路-名二環で鳴海へ出て、日進のしゃぼん玉へ寄り道。
予想通り、これはと思うものはサイズや色がない。
タイチの電熱グローブなんかとっくに完売らしく、完全に出遅れた模様(笑)。
セローで横浜行った時に、もっと真剣に見てくりゃ良かったな。
と思っても後の祭りなので、ネットでめぼしいものをチェック中。うーむ。
そうそう、バッテリーもそろそろ頃合いなので、この冬のうちに新しくしよう。
2018年はそんな始まり。