この1月は珍しく、朝の暗いうちからTDMで3回、同じ場所へ向かっている。
正月休みにデミオで出かけた際、上手く撮るといい雰囲気の背景になりそうな並木を見つけたので、
そこをなんとかTDMと絡めたいな、と。
ところがなかなか思うようにはいかない。
そんな顛末。
この1月は珍しく、朝の暗いうちからTDMで3回、同じ場所へ向かっている。
正月休みにデミオで出かけた際、上手く撮るといい雰囲気の背景になりそうな並木を見つけたので、
そこをなんとかTDMと絡めたいな、と。
ところがなかなか思うようにはいかない。
そんな顛末。
一応、場所を記しておこう。
最初は前記事の、潮見坂から伊良湖へ行った帰り。
この時は昼くらいで太陽の位置も高く、薄く雲が掛かっていたのでぺたっとした光にしかならない。
写真にしてもどうってことはないのは分かっていたので、下見ということで。
向かって右が東になるので、逆光気味に木立の影を入れるのか、反対車線の歩道で順光で撮るのか、
背景はどうなるのか等々、なんとなく感じが掴めれば良かったのでこれでよしとする。
で、2週間後の日曜、早起きして出かけてみた。
まだ薄暗い東名で岡崎まで行って、料金所を抜けたところでナビの地点登録を呼び出す。
岡崎I.Cから向かうのは初めてなので、あてずっぽうでR23へ乗るより確実だと思ったのだが、
リストに思い当たる場所がない…。
おかしいな、確か前回寄ったときに入れたと思ったのは夢だったか?
仕方ないのでたぶんここらだろうという地点へ向かうも、どうも様子が違う。
スマートフォンで地図をよくよく見てみると、どうも一本東へ来過ぎているらしい。
とかやっているうちに、曙光のひと時は過ぎ去り、どんどん明るくなっていく…。
今頃から目的地へ向かっても思っているような写真にはならないのは分かっているけれど、
まあせっかくだからと進路変更。
途中で桜の季節になったら来てみたい場所を見つけて、ちょっと持ち直す。
今度こそ地点登録、ぽち。
結局現地に着いたのはすっかり日が昇った頃。
フツーの冬晴れ、というかこの日はカメラを構えていても上体が揺さぶられるくらい風が強くて、
当然空気は澄んでいるのはいいんだが、おかげで無茶苦茶寒い。
そんな中での一枚。
望遠の圧縮効果を使いたかったので、再びCASIOのZR100で撮ってみた。
しかしこういう乾いた感じの被写体の場合、このカメラの絵作りはなんというのか、
立体感に欠けるというかイラストっぽくなるというか。
まあ描写がどうのというカメラでもないしなあ… と、ややがっくりして帰宅。
***
そして先週の土曜。
応援が入って先週いっぱいだった仕事が早く片付いたので、次の仕事を前倒しして…と思いかけて
やっぱり思い直して、待っててくれる仕事は待たせておこうと、再び5時起きで並木へ。
今度は東の山陰からオレンジ色の光が射す時刻を現地で迎え、よしよしと思ったところで
太陽のすぐ上に雲が広がるのに気付く。
…。
一瞬の希望の光の後はすっかり曇ってしまい、そんな訳で寒々しいこんな一枚、とか。
なんだよ、もう~。
それでも雲から太陽が抜けないかと往生際悪く待っていたら、しばらくすると青空が戻ってきた。
……今日はこれくらいで勘弁してやる!
***
この日はs110とGX200を連れ出し、同じ構図でそれぞれ撮り比べてみた。
ちなみに上はGX200で撮った方で、ほんの少し赤みを落してある。
AFは遅いし、モニタは小さいし見難いし、かさばるし、s110に比べれば時代遅れもいいところだが、
TDMのイエローにはGX200が合っているように思える。
買ってまだ1年も経っていないs110なのに、結局またGX200を持ち出したりしていては
意味がないような気もするが、どうも信頼し切れない。
いまひとつ、気が合わない相手と組んでいるような気がして仕方がない。
並木がさまようんじゃない。
さまよっているのは、私の方なのだ。