先週末は連休にして、霧ケ峰へ。
いつもの秋のツーリングとは少し雰囲気が違うけれども、
久しぶりにオートバイの仲間達と泊まりで出かけてきた。
3シーズンのジャケットでは、日中は汗ばむほどの陽気でも、
さすがに日が落ちる頃にはぐっと気温が下がって寒いくらい。
高原の秋がしっかり感じられた2日間だった。
先週末は連休にして、霧ケ峰へ。
いつもの秋のツーリングとは少し雰囲気が違うけれども、
久しぶりにオートバイの仲間達と泊まりで出かけてきた。
3シーズンのジャケットでは、日中は汗ばむほどの陽気でも、
さすがに日が落ちる頃にはぐっと気温が下がって寒いくらい。
高原の秋がしっかり感じられた2日間だった。
今回はいつものラスカルさん・ねこにんさんに、ラスカルさんの歳の離れた友人のトミーくんと、
ブログ仲間でもある天然さんが加わることになった。
平日休みのharryさんは土曜の仕事が終わってからの合流に。
関東から来るラスカル隊と待ち合わせたのは、いつもの千代田湖ではなく八ヶ岳農業実践大。
絶好のドライブ日和の週末のこと、着いた時はほとんど満車だったが、
ちょうど波が引いてスペースができた頃に3台が到着。
天然さんのCB400SSは白いタンクと、きれいにまとめて積載されたタンデムシートの荷物が
印象的だった。
トミーくんのSV400は納車されてまだ一週間だそうで、SVではこれが初めてのツーリングだとか。
早速テープで補修されたりしているけれども、まあ誰しも通ってきた道だしね。
農産物直売所で夕飯の食材を仕入れてから、とりあえず霧ケ峰まで上ることに。
と言っても大門街道からでは面白くないので、ローカルな道を選んで行く。
荷物を降ろしてからまた出掛けようと、早めにチェックインした。
前に来たときはもう少し秋が深まった頃だったか、と思いつつ、
見覚えのあるコテージの前にTDMを停める。
この後、ラスカル隊は足りない食材の買出しを兼ね、軽く走ってくると再び3台で出発。
ねこにんさんは宿でのんびり。
自分は一人で散策に出ることにする。
まずは諏訪へ向かって降りていく途中にある、蓼の海(たてのうみ)という小さな湖へ行ってみた。
ここは隣り合うようにもうひとつ小さい湖があって、以前から地図の上では気になっていたのだ。
現地は思っていたより、きれいに整備された公園になっていた。
蓼の海は釣りをする人がちらほら。
この日はこんなに明るい印象だったが、雨の日や木々の葉が落ちた頃の
ひっそりした様子がなんとなく想像できる。
そんな日にまた来てみたいと思った。
県道40から東の霧ケ峰農場へ抜ける道はないかと山の手へ入り込んでみたものの、
少なくてもTDMのタイヤで越えられるルートはないらしい。
再び宿の前を通って、今度は池のくるみのススキの原っぱを見に行くことに。
ビーナスラインにはたくさんのオートバイが走っていても、
ここにいると時おり排気音が遠くに響くくらいで、とても静か。
そんな中で風に揺れるススキを眺めていると、本当に気が休まる。
買出しに出た皆が戻っているなら、とメールを打ってみたが返信はなかった。
もう着替えてくつろいでいるのかもしれないな、と思いつつ、
自分は日が落ちるのを見届けてから戻ることにした。
宿に戻ると薪ストーブには火が起きていて、もう夕食の支度が始まっていた。
皆はテラスにある湯船にお湯を張って、足湯を楽しんだという。
そういう過ごし方もいいね。
そうして大皿一杯の地元産野菜やチーズのサラダがテーブルに並ぶと、長い夜の始まり。
それぞれのペースで食べて飲んで話して、ちょうどきのこ汁が出来上がる頃にharryさんも到着。
仲間が揃ったところで再び乾杯。
ちょっとお疲れの様子だったharryさんも、 暖かい食事と冷たい飲み物が手伝って、
じきにくつろいだ表情に。
やがてトミーくん、続いて天然さんは先に二階のベッドに上がって、
いつものメンバーが残った。
三人でつらつらと話し込んでいると、テラスで足湯に浸かっていたねこにんさんが、
外に鹿がいるよと教えてくれる。
ダウンベストを羽織っても寒いくらいの闇へ出てみると、
かすかな野生の気配と、空には降るような星。
秋と高原と、オートバイはとてもよく合う。
それを毎年のように感じられる自分達は、幸せだ。