日曜はベッドから出たのは午前3時前。
さすがに眠いがそのままシャワーを浴び、半ば強引に目を覚ましたら、
折りたたみのイスとパックパックを車に積み込んで東名に乗る。
向かったのは山中湖。
野外音楽フェス「sweet love shower」へ行ってきた。
若いねえ? そーだとも。
音楽と向き合うのに歳など関係ないのだ。
日曜はベッドから出たのは午前3時前。
さすがに眠いがそのままシャワーを浴び、半ば強引に目を覚ましたら、
折りたたみのイスとパックパックを車に積み込んで東名に乗る。
向かったのは山中湖。
野外音楽フェス「sweet love shower」へ行ってきた。
若いねえ? そーだとも。
音楽と向き合うのに歳など関係ないのだ。
夏休み最後の日曜でも、明け方の東名はガラガラだった。
御殿場で東名を降り、頂上付近の冠雪もすっかり解けている富士山を眺めながら、R138で山中湖へと進む。
前の晩まで気を揉んだ天気は、この時点では快晴のフェス日和。
富士〇〇ラインや道志など、関東のバイク乗りブロガーさん達の記事でよく目にする名前を標識に見ながら、
会場の駐車場に入ったのは7時半くらいだったか。
入場ゲートへ続く人の列に並ぶと、思っていたよりは早く会場へ入ることができた。
椅子やシートを使えるエリアがいっぱいになる前に、なんとか二人分のスペースを確保して
オートキャンプ用の折りたたみ椅子を広げ、この日の客席とする。
シートを敷くだけでは座っているのにも楽じゃないし、午後からほぼ雨確定の予報だ。
いくらカッパを着込んでも、水の溜まったシートの上に体操座りでは悲しすぎる。
長丁場のフェスの事、できるだけ楽に過ごせるように考えないとね。
さて、始まるまでには時間もあるので、会場を探検。
二ヶ所あるステージや売店の間を行ったり来たりしつつ、軽く腹ごしらえなども。
なんてやっているうちは程よい感じの青空と雲だったが、開演が近づくにつれ、どんどん雲は押し寄せる。
どよーん。
一発目のレミオロメンの直前に合わせたように、ざぁっと降り出す一回目の雨の幕。あわててカッパを着込む。
炎天下の陽射し避けに用意した、後頭部にタレ付きハットもこの日は雨避けとして活躍。
降り続かないのがせめてもの救いだったが、午後からは降ったり止んだりの空模様が続く。
陽射しがないせいもあって気温は山の涼しさで、おかげでカッパを着ていても暑くなかったのは助かった。
というより、半袖だけでは小寒いくらいなのだ。
熱いコーヒーでも、と思っても8月の野外イベントということもあって、ずらりと並ぶ出店には
温かい飲み物は見当たらない。
しかたないので代わりに豚汁やほうとうを頼んでみたりしたのだが、
そういう訳でビールやジェラートもあまり売れてない様子だ。
とはいえステージが始まれば、そこからはなにかのチカラが撒き散らかされ、受け取った我々は
それを別のなにかに置き換えてまたステージに投げ返す。
たまにマイクがハウっても歌詞を間違えても、その場にいるからこそ感じられる何かがここにはある。
高音質だけが音楽じゃないのだ。
大トリはサザンの桑田さん率いるバンドだったが、フタを開ければちょっとびっくりなメンバーに大歓声。
曲の間には「雨上がりの夜空に」が会場全体で大合唱される。
清志朗も空の上から、ニヤリとしていたに違いない。
夏の最後のお祭りは、こうして幕を閉じたのでした。
めでたし めでたし。
***
ただし帰りの渋滞は全然めでたしじゃなく。
駐車場で5m進むのに小一時間かかるのは仕方ないとしても、やっと東名に乗れば乗ったで静岡まで
2時間の表示が出ていたりする大渋滞。
途中の食事と休憩も込みだとは言え、10時に御殿場から乗って春日井で降りたら午前3時を過ぎていた。
さすがに24時間以上遊んでいると疲れて、翌月曜は家でぐったり。休みにしておいてよかった。
こういうところは若くないんだけど、でもまた、似たようなことをするんだろうな。
体が歳を取るのはある程度受け入れなければ仕方がないが、
心にもシワを寄せるか、瑞々しさを保ち続けるのかは本人次第だ。
見た目は干乾びていても、知らない風景を夢見たり、新しい音楽を聴いて涙目になる。
そういうジジィに私はなりたひ。