一応は正規セットアップ店で取り付け、問題なく動作はしているものの、どうもやっつけ仕事感の漂う
ハンドル周りと、シート下の車載機本体。
勝手に動かしたら保証期間内でも適応外だぞ、などと取り付け時に貰った書類には書いてあったが、
それを承知の上でランプとアンテナの位置を変え、車載機の取り付け方も少々イレギュラーな方法が
取れるようにしてみた。
分離型も一体型も、使う側の立場に立って作られたとは到底思えず、オートバイの収納スペースや
メーター、ハンドル周りの事情をほとんど無視したこのトンチキな装置が、少しでも使いやすく
すっきり収まるようになればいいなと。
前に記事にした通り、導入時にショップでなされた取り付け方は、ミラーに板状のステーを共締めして、
アンテナとランプを乗せるという方法。
どこにも干渉せず、メーター周りにあるのと違ってカウル脱着の際にも影響しないのはいいんだけど、
メーターより高く近い場所に光る物があるというのはとても目障りだ。
しかも樹脂製のスクリーンの縁さえ丸く処理するかモールで覆うのに、腕や顔に近い部分に金属の板を
露出させておくのは気分が良くない。
そもそも他にステーってないのかと思ったら、ちゃんとすっきり収まるのがあるじゃないか。
いきなり解決、これでいこうと値段を見たら5000円オーバー!?
ETC導入時ならともかく、両面テープで貼り付けるような物のステーごときに、いまさらそんなに出せるもんかと却下。
他の方法を考えることにする。
ランプについてはメーターの近くに付けるのが一般的みたいだが、自分の場合カードを抜いた状態で走ることも
多いわけで、となるとランプは赤の場合が日常。
そんな警告とか注意を意味する光を常にメーター周りに点けておくのも目障りなので、ハンドルポストの
根元に直付けしてみた。
ここなら見ようとすればちゃんと確認できるし、余計なステーに乗せることもない。
トッププリッジを外す場合は貼り直す事になるが、やたらとそんな機会もないし。
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アンテナは一応、上のように決まり事があるのでどこでもというわけには行かず。
とはいえラ〇コが付けたステーは、②の角度をクリアしていたのか怪しい気もするが、まあいいや。
でもよく考えたら、可視光線を拾っているわけでもあるまいに、なぜみんなミラーの付け根だのメーターの前だの、
見える場所に付けてあるのか?
③の条件をクリアしていればカウルの中でもいいんじゃないのと、考え方を変えることに。
TDMのセンターカウルの中は、左側は電装部品がそれなりに入っているが右側はからっぽで、
アンテナどころか車載機の三つや四つはあっさり収まる空間がある。
そこに汎用のL型のステーを組み合わせて角度調節が効く台を作り、カウルのステーに共締めしてみた。
見栄えはイマイチだが目に付く場所ならともかく、どうせ隠れてしまうんだからこれでいい。
で、今はこういうことになっている。
先だっての高速ループ800キロも実はこの仕様で行っていて、アンテナの通信は問題なし。
ランプの位置も視認性もこれくらいでいい。
ところでハンドルブレイスってやっぱり邪魔だな。これも今度外そう。
さて、またまた長くなってしまったので、次回車載機編へ続きます。