嫌いなものは食べなければいい。
先日pittsさん・アホライダーさんと走ったとき、立ち寄った道の駅でトマト・ソフトクリームなんてものがあった。
思ったより普通ですね、なんていいながらpittsさんは食べていたが、そういうものなら頼まなければ
口にしなくても済む。
ところが頼んでもいないのに、隠れて忍び寄ってくるのがトマトの油断ならないところなのだ。
以前、定食を頼んだら付いてきたサラダにさくらんぼの付け合わせがあったので、嬉々として口に放り込み、
ひと口噛んで気絶しかけたことがある。
プチ・トマトだった。
あらかじめ分かっているなら頼まないか、抜いて貰える場合は抜いてもらう。
なのにテーブルに運ばれてくるまで、あるいは食べかけるまで気が付かないように仕込まれているトマトの
なんと多い事か!
その度にげんなりしながらも躍起になってそれを引きずり出し、あるいはつまみ出していた。
意地でも食べるもんかと。
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でも近頃それがだんだんバカらしくなってきた。
せっかくの盛り付けをこんな事で崩してしまうなんてとか、いい歳をして傍目にも見苦しいだろうなとか。
BLTサンド下さい。あ、トマト抜きでね、なんて注文するのも。
煙草をやめた時とちょっと似ているのだけれど、そういうのに縛られているのがつまらなくなってきた。
だから好き好んでは食べないけど、中に入ってても平気なくらいにはなろうと思っている。
今のところはまだ及び腰なんだけど、少しずつチャレンジしていきます。
というのは生のトマトのお話。
パスタのトマトソースは美味いと思うし、ケチャップもウェルカム。
加熱して調味してあれば全然平気で、生食とは別物と感じているみたい。
人の嗜好って、案外いい加減なものかも。