昨日はおいしい魚介類でも食べようと、三重の五ヶ所湾の方へ妻と行ってきた。
東名阪を走りながら伊勢か鳥羽でも、と思っていたがなんとなくその辺の混雑を避けようと、手前の玉城I.Cで降りて県道169号から南勢町へ出る事にする。
インターを出てしばらく走ったところで生簀・活魚料理の看板のある、小さな海産物市場みたいなお店を見つけた。今風の小ぎれいな店でもなく、昼食時はだいぶ過ぎているのに結構なお客さんの入りである。
まだ海も見えないような所だったが、直感的にこれは期待できるかも、と一旦通り過ぎたもののUターンして入ってみた。
食堂というより漁港にある活魚卸しという雰囲気の片隅にお食事コーナーが。
やっぱり漁港に居そうなおばちゃんが、「今、片付けるからな、待っとってな。」
待ってますとも。
口の中で奥歯を押し戻すような刺身類に、注文するまで生簀にいる貝のお造り、焼きさざえなどと、妻はビールも飲んで2800円ならアタリかも。 うん、満足。
いきなり今日の目的が達せられてしまったので、後はつらつらと海を見ながらのドライブ。
静かな入り江やローカルのおじさん達が酒盛りをする港を覗いたり。
英虞湾もそうだけど、こういう小さな無人の島が多い湾は、高台から見ていると楽しくて飽きない。
俺が住むならあそこだなー。
あっちのほうがプライベート・ビーチがあってよくない? なんてね。
でもあちこちに鳥居が立ってるところをみると、とっくに神様が住んでおられるのだ。残念。
どどどーん、と潮騒の鳴るのも久しぶりに聞いた。
波にも敢然と対峙する妻、みたいに見えるけど、実は波打ち際から10mくらい上の堤防に座っているのだ。
ちなみに浜辺が黒かったので汚れているのかと思ったら、ここは砂ではなく米粒くらいの黒い石でできた浜だった。そういえばこの辺りは那智黒って石の産地だったっけ。
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という、特に食べ物には恵まれたドライブだったのだが残念な事がひとつ。
帰りに四日市で道に迷った(苦笑)事、ではなく、お気に入りのサングラスが壊れてしまったのだ。
7年前に買ったオークリーなのだが、とても軽い掛け心地で顔の形にもぴったり合っていただけにとても残念。
なにげなデザインも良かったし、適度な暗さで反射をカットし運転がしやすかったのだが、同じのはもう無いだろうな。
また次のを探さなきゃ。 とほほ。
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と、落ち込んでいても仕方ないので、桑名名物 安永餅で立ち直ることにする。
実は運転しながらも食べているのだが、こっち方面に来るときは、買わねばならないことになっているのだ。
皮のコゲた部分なんか、もうたまらんのです。 うまいぜぇ~♪ ←もう立ち直ってる(笑)