桜 '16。 [Drive]
名古屋辺りの桜は先週末が盛りだったが、天気予報は下り坂を告げていた。
土曜日の朝はまだ、やわらかい日が射していたので、
仕事へ向かう途中、通り道にある公園へちょっと寄り道。
土曜の朝は道も空いているから、時間にも余裕があるのだ。
まだ花見客が来る前の時間なので、辺りは人気もなく、
ひんやりと澄んだ空気の中、満開の桜を独り占め。
わざわざ混み合う桜の名所に出かけなくても、
これでいいよなぁ、なんて思いながら何枚かシャッターを切った。
などと言いつつ、日・月は大阪で桜を見上げていたのだけれども。
日曜の昼過ぎに着いた大阪城ホール付近。
まだ降り出してはいないものの、どんよりと雨の近い空模様にもかかわらず
さすが日曜だけあって、桜の下はどこも花見客で大賑わいだった。
外国からの観光客も、もしかしたら花見の人たちと同じくらいの人数かと思うほど。
ここ数日のうちに来日した人達は、ラッキーだ。
街角や路地の木々が淡いピンクに包まれる異国の春に、何を思ったことだろう。
明けて月曜は雨の朝から。
さすがにこの時間は静かなものだった。
余談だけど、この日のホールは大阪大学の入学式が行われていた。
今どきは大学の講堂じゃなくて、こういうところでやるんだねぇ。
この日は大阪城ホールの近くからOAPという商業施設まで、
アクアライナーという水上バスで移動し、そこから道すがらの桜を眺めつつ、歩いて過ごした。
雨はだんだん弱くなってきて、思ったより早く上がりそうだ。
大阪の市街地というのはけっこう川が入り組んで流れていて、
しかも水位が高い、というか地盤が低い。
水面から人の身長くらい上がったところにもう道路やビルがあったりして、
土手がほとんどないような所も。
大雨と満潮が重なると、かなりスリリングな事になるのかもしれない。
広島でも思ったが、やはり歩いてみるとほんの行きずりの土地でも
その場所の表情みたいなものが感じられる。
そういう視線は忘れないようにしよう。
***
国道1号が大川を跨ぐ桜宮橋の歩道で、下の緑地から上がってきた子猫を見つけた。
私はイワゴーさんと違って、見知らぬネコが心を開いてくれることなど皆無なのだが、
ここのネコは「イイコダネ…」と呼びかける前に、しゃがんだ膝から肩にまでよじ登ってくる始末。
ちょ、ちょっと、人懐こ過ぎるぞ、おまえ。
なんとなく毛並みも淡い桜色に見えるな… というワケでサクラと命名。
抱き下ろしても足元にまとわりついて、なかなか離れ難い。
ノラにしては警戒心が薄いが、ニャオニャオ誰かを呼ぶような声で鳴くのは捨て猫っぽいし…。
ウチはアパート暮らしなんだよ、ごめんな。
そう言って別れてきたのだが、その後が気になる桜宮橋のネコなのだった。
***
ちょっと後ろ髪引かれながら藤田邸跡公園を抜けて、車の停めてある大阪ビジネスパーク方面へ。
雨はすっかり上がって、ときおり薄日が射してきた。
枝垂桜はまだこれからかな。
そんな桜も、身の回りでは昨日の雨で散ってしまったところがほとんど。
これからは日に日に若葉のモザイク模様が、色を濃くしていくことだろう。
好い季節がまた、やってくる。
次はどこか、山の桜を訪ねて行くつもりです。
にゃ、にゃんとかわいい……これは反則^^;
きっとYASHさんに連れて帰ってほしかったんでしょうね。
肩にまでよじ登ったシーンを捉えたカメラはないですか?(笑)
by mani (2016-04-08 22:14)
こんにちは。
桜の季節にサクラ…てっきり連れて帰ったのかと(笑)
by HIRO (2016-04-09 21:37)
★maniさん
うーん、ネコ飼える環境ならヤバかった(笑)。
飼いネコが遊びに来てるだけならいいんですけどねー。
よじ登られ写真は残念ながらなくって、
ブロガーとしてはまだまだですなー。
★HIROさん
しかも桜宮橋。
ネコの場合、ノラか飼い猫かの判断も難しいですよね。
ツイッターで探してます拡散希望とかなっても困るし(汗)。
by YASH (2016-04-09 21:54)
さくらちゃ〜ん!
実家にいる時は
そんなねこさんをみんな連れて帰ってしまい
最大16匹のねこ屋敷になってましたw
なんだかんだ言っても
さくらは美しいですね
はかない可憐な色であるのに
木は大きく、並木であるから迫力がある
妖しい雰囲気もある
あ〜、日本的・・・w
もうすっかり、緑色ですね。。。
by FTドルフィン (2016-04-12 21:13)
★FTドルフィンさん
16匹!! 少しくらい増えても減っても気が付かないような…(汗)。
全員集合の際は壮観だったでしょうね。
若い頃はそれほど関心がなかった桜なんですが、
どうもこの頃は不思議に心惹かれます。
年取ったせいもあるんでしょうね(笑)。
花はもちろんですが、秋に葉を落す頃の桜も好きで、
街角で落ちた桜の葉が、カラカラと風に流されていくのを見たりすると、
冬がすぐそばまで来ているのに気付きます。
by YASH (2016-04-15 22:20)