今年の桜の盛りは雨続きで、結局タイミングを見つけられないまま散ってしまった。
自然の事だから、いつもこちらの都合に合うとは限らない。
そういう年もあるのだろう。
ただ、このまま季節を見送ってしまうのはちょっともったいない。
そう思ったのは先週の事。
ちょうど高遠の桜が見頃だったので何年か前に行ったときの記事を見直して、
前の日曜日は山の桜を見に出かけてみた。
今年の桜の盛りは雨続きで、結局タイミングを見つけられないまま散ってしまった。
自然の事だから、いつもこちらの都合に合うとは限らない。
そういう年もあるのだろう。
ただ、このまま季節を見送ってしまうのはちょっともったいない。
そう思ったのは先週の事。
ちょうど高遠の桜が見頃だったので何年か前に行ったときの記事を見直して、
前の日曜日は山の桜を見に出かけてみた。
前回は2011年。
朝8時半到着ならすんなりということで、今回もそれくらいのつもりで走り出し、
伊奈の街を迂回して旧街道からR152へ出てみれば、そこからすでに渋滞が始まっていた。
現地駐車場の混雑状況が判るというアプリを入れておいたのだが、
近くに来るまで自車の位置確認がうまくいかず、やっと出来たと思ったら最寄の駐車場はすでに満車。
うーむ、これでは意味がないではないか。
仕方ないのでシャトルで城址公園に向かう、かなり離れた駐車場への車列に並んだものの、
そこも車を停めるのがいつになるやらという状況。
前回とは大違いの展開なのであった。
この時点でじたばたしても…とも思ったが、高遠湖の南側の駐車場を当たって
そこもだめなら今回は城址公園はパス、どこか道すがらの桜でも探そうと離脱。
途中、高遠高校への分岐で誘導が出ていたのでそこへ行ってみることにする。
普段通学専用と思われる、急勾配の坂道を上った先のグラウンドが臨時の駐車場になっていて
今回はここに停めさせてもらうことにした。
入ったときはまだ余裕があるように見えたがあっという間に一杯になって
係りの人たちが無線であと5台なら、などと話しているのが聞こえる。
本当に滑り込みだったらしい。
誘導や案内は学校の人と生徒達で行なわれていて、駐車料金は無料。
地図と手作りのパンフレットを手渡してくれる女子生徒達に、「行ってらっしゃい」と送り出されて歩き出した。
翌日は運動部員が砂地のグラウンドの整備に励むのだろう。
外から来る我々は桜を見て楽しむだけだが、それはこうした町の人達の力があってこそ。
頭が下がる。
しばらく歩くと見覚えのある景色が見えてきて、前はあそこに停めたんだったね、
などと話しながら歩くうちに城址公園へ。
少し時間が遅くなったのと、ちょうど満開と晴天の日曜日が重なったせいか、
前回より断然人出が多い。
それでもひんやりとした山の空気と穏やかな陽射しの中、満開の桜を楽しむことができた。
ここのタカトオコヒガンザクラの花はやや小振りでピンクが強く、花が低い位置に感じられる。
いわゆる桜の名所の染井吉野とは少し雰囲気が異なるけれども、
独特の美しさがあって私は好きだ。
さくらソフトはミニサイズの花見団子がとてもナイス。
こういうのは初めて見たけど、いいアイディアだね。
つい食べてみたくなって買ってみたが、肌理が細かくておいしいソフトだった。
ここまできたなら、と前回大迫力だった近くの枝垂桜にも行ってみたが、
コヒガンザクラが満開という事はタイミング的にちょっと早くて、まだ花が少なかった。
これは日当たりの良く開花が進んでいる方の枝。
先週でこれだから、おそらく昨日の土曜辺りが見頃だったと思う。
見に行った人はいるかな。
そんな今年の高遠の桜だった。
前回は散り際のコヒガンに対して枝垂れは圧巻の満開を見せてくれて、
どちらも期待を裏切る事なく、楽しませてくれた桜の数々。
折を見てまた出かけてみようと思う。
今度はもう少し早起きしなくちゃね。
***
余談だけれど、帰りに食べた蕎麦が良かったので、おまけに。
特にとろろ蕎麦の、黄身と青海苔の緑の対比がとても良かった。
シンプルだけど華があって、とろろも見せ方でずいぶん印象が変わるもんだな、と。
そんな写真を撮りたいなと、思ったのでした。