普段、出歩くときにはメレルのカメレオンという靴を履いている。
二年前に買って以来、四季を通じて仕事やバイク以外、ほとんどこればかりになってしまった。
ぱっと見、自分の足はこんな幅広じゃないと思ったのだが、やはり足に合って楽なのだ。
ただ、思っていたよりは早く生地にケバ立ちが目立つようになってきた。
よく見るとソールもかなり減っているので、そろそろ新しいのを、と考え始めたんだけど、
例によっていいのがない。
このモデルのヒット以来、他のメーカーからも似たような位置付けの物が出ているので、
機会がある度あれこれ試着していたのだが、どうもメレル並みにぴったりくる靴がない。
で、考えた末、色違いでまた同じのを買うことにした。
上位モデルの革製ならもっと長く履けるだろうが、このモデル独特のすっきりさが好きなのだ。
前のを買うときも元々はカーキを買うつもりだったので、今度こそ、という気持ちもある。
いいのが見つかるまで、なんて履き続けるよりは、思い切って替えた方が心も軽くなるしね。
実はとっくにモデルチェンジしていて、新しい型のもあったんだけど、
メッシュが強調された今度の生地は、どうにも夏用にしか見えなくて却下。
もうひとつの候補だった、旧型の生地で作られたミドルカットも黒以外は自分には合わない気がしたし、
黒は知ってる人がもう履いてるしなぁ…、と後ろ髪引かれつつパス。
こちらもカーキがあったら迷いはなかったろうな。
気持ちも新しく、という意味では面白みも何もがないのだが、
これでまたしばらく、履きなれた足元との付き合いが続くという安心感はある。
***
対して、気持ち新しくなり過ぎというか、すっかりココロ入替える事になった物も。
携帯電話を替えた。
例によってG'zOneの、今度はスマートフォンになったIS11CA。
前回とは違って今度はもう、前向きどころか前のめりになっての機種変更だった。
まだ手持ちのW42CAが使えなくなるまで一年近くあったんだけど、
期限切れ直前に気に入ったモデルがあって、しかもそれが手に入れられるかはわからない。
だったら今使ってみたいものがあるなら決めてしまおう、と。
で、使い始めて一週間ほど経つのだが、実はいまだに手に馴染んではいない。
というか、頭の切り替えができていないのだろう。
店員が言う通り、スマートフォンを今までの携帯電話と同じように考えるべきではない。
これは携帯型のパソコンに、電話機能の付いた物なのだ。
そんな訳で、ボタンをぽちぽちやってた方がわかりやすかったなぁと思う部分もある反面、
地図の閲覧なんかは驚くばかり。
仕事中、場所の説明をしながら相手に見てもらっても、紙の地図にはない話の早さがある。
けれども、できることの半分もまだ使ってないというのが現状だ。
自分の使用目的に合わせてアプリを入れ、自分流にカスタマイズできるというのが
スマートフォンの意義なのだそうだが、とてもまだそこまでは辿り着けていない。
予想はしていた事とはいえ、アプリ自体がまだ黎明期から抜け出てないような気もするし、
この辺りはiphoneの方が抜きん出ているんだろうな。
という中身の話以外にもタッチパネルの指紋や傷を考えて、
そうならないフィルムを貼ってみたりと、今までやった事がない事もいろいろ。
仕事中扱うのには耐衝撃だから落としたりするのはあまり気にしてないし、
砂埃などで傷だらけになっていくのも毎度の事ながら仕方ないと思っていたのだが、
このモデルにもシリコンジャケットがあるのを知って、とりあえず付けてみた。
もはや携帯らしからぬ雰囲気で、なにかの計測機器みたい。
type-Xがデカイのゴツイのと言っていたのはどこのどいつだよ(笑)
プロテクターとしての機能は申し分ないものの、巾も厚みも10ミリ近く大きくなって、
無駄にマッチョになってしまった。
そのうち、少し薄いのに替えよう。。
なんて戸惑いながら付き合いの始まった物もある。
これが傷だらけになる頃には、履きなれた靴みたいに馴染んでいる …ハズだ。
使い込むべし。