夢の中の私は少年だった。
寒くて少し荒れた感じのする町工場の中にいる。
吐く息が白い。
設備がえらく古めかしくて、どうも「今」ではないようだ。
場面を俯瞰しているもう一人の自分が、そんな事を思っている。
- 夢
やがて奥から誰か出てきた。
濃い灰色の作業服を着た無精ひげの男から、一抱えもある抱みを渡される。
外側の新聞紙を剥がし、その下の古いシーツのような布をめくると、鈍く光る鉄の肌が現れた。
TDMのタンクだった。
どう叩き出したのか想像もつかないが、見事な仕上がり。
無数に残る微かな打痕が鱗模様にも見えて、まるで生き物の一部みたいだ。
包みを元に戻して無精ひげに礼を言い、それを抱えて外に出るところで目が覚めた。
これが2011年の、たぶん初夢。
なんだろね、これは。
そもそも元のタンクはどーしたのだ、少年よ。
他の部分は無事なのか?
ていうか、俺が少年ならばそのTDMには誰が乗るんだ?
何を暗示しているのか、判る人がいたら教えてください。
昨日は夕方間近になってから、ふと思い立って出かけてきた。
と言っても往復二時間もかかってない、ほんの散歩程度。
11月の房総以来ろくに走ってなかったので、バッテリーが気になっていたが
昨日まで乗っていたかのようにあっさり始動。
思い立ったときはすぐに応えてくれるし、黙って留守にも耐えてくれる。
本当に手のかからない、いい奴だ。
今年もいろんな所へ行こうな。
頼んだぞ。
***
さて明後日は仕事が入っているので、正月気分は明日まで。
ちょっと街へ出て来ます。