ドクターの前にあるモニターには、2008年10月何日と日付の入った
膝のレントゲン写真が映し出されている。
あれ、なにやったんだっけ?
なんて事を思いつつ、それを見ながら頭の別の部分では違う事を考えている。
当たり前かもしれないけど、今はこの手の画像もデジタルなんだな。
領域指定でそこだけ拡大、へええ。
ドクターの前にあるモニターには、2008年10月何日と日付の入った
膝のレントゲン写真が映し出されている。
あれ、なにやったんだっけ?
なんて事を思いつつ、それを見ながら頭の別の部分では違う事を考えている。
当たり前かもしれないけど、今はこの手の画像もデジタルなんだな。
領域指定でそこだけ拡大、へええ。
なんでそんなのを見てきたかというと、二月くらいから続いている膝の違和感を診てもらいに、
整形外科へ行ったのだ。
右膝に体重をかけて曲げると、お皿の奥が痛むのが続いている。
今までもそんな事はあったものの、いつのまにか忘れてしまえたので気にもしていなかったが、
今回はちょっと長い。
山歩きもしていないし打撲も身に覚えがないのに、どういうことなんだろう、と。
「で、これがさっき撮ったものですが」
ドクターが画像を切り替える。
今回は前からと横からに加えて、膝小僧を下から見上げたようなのも。なんだかいびつ。
と、思ったらどうもそれが関係しているらしい。
膝関節の前にはくぼみがあって、そこにお皿がはまっている。
お皿の周囲は刀のつばのような張り出しがあって、くぼみからずれにくくなっているのだが、
私のお皿は外側方向のつばがあんまりない。
しかも正面から見て、大腿骨から脛の骨がやや外向きに繋がっているので、曲げたときに
お皿が横に動きやすい。
ということは圧力の分散が偏るらしい。
お皿の裏側というのは曲げたときに相当な圧力が掛かっていて、
それがうまく分散されないというのはやはりよくない。
つまり痛みが出るというわけ。
今までなんともなかったのは、まあ若かったからアチコチ柔らかかったりスムーズだったから、
ということなんだろうな。
さて、どうしましょうということになるのだが、単なる炎症みたいなものではないから、
簡単にはどうにもならないんだそうだ。
お皿の動きを制御する装具を付けるという手もあって実際付けさせてもらったが、
今度は膝裏が窮屈でまともにしゃがめなくなる。
しかもかなり締め付けが強くて、圧迫性蕁麻疹体質の自分には無理っぽい代物だった。
うーむ。
結局、今の時点で日常生活に特別支障を来たしていないなら、重い靴で歩いたり
正座するのはなるべく避けるようにして、もうちょっと様子を見ますか、という事に。
バイク乗っててもいいですかと聞こうかと思ったけど、やめておいた。
取り回しの際にはまだ不自由はない。
ただ、膝を圧迫する事のあるニーシンガードは考えないと。
***
ぜんぜん関係ないけど、近所の居酒屋で食べた茹でイカ。
ただ茹でてあるだけなのに、茹で加減がいいのか新鮮なのか、めちゃくちゃ美味しかった。
夕立みたいな土砂降りがあると思えば、秋みたいな匂いの夜も。
へんな年。