このところ、右肩から背中にかけて違和感が続いている。
異物が帯状に入ったような痛み、疼き。
疲れているのだろう。
このところ、右肩から背中にかけて違和感が続いている。
異物が帯状に入ったような痛み、疼き。
疲れているのだろう。
夜、お馴染みさんのブログに行ってコメントを書こうと思っても、思った事がなかなか文章にならないここ数日。
キーボードに指を彷徨わせていてもいっこうにまとまらず、やがて睡魔が押し寄せる。
そんな訳だから自分のブログの更新もなかなか進まない。
それでも時々、覗いてくれているであろう人たちには申し訳もないけれども。
土曜はテネレの記事を発作的に上げてみたりもしたけれど、近頃自分のアンテナやレンズが
暮らしに追われて曇りつつあるのが自覚できる。
これをもっと放っておくと、そのうちブログも書けなくなりそうだなぁと、軽い焦りも感じてみたり。
一頃よりはずいぶん春めいて来た事だし、日曜に早起きしてバイクでどこか行ってくれば
気持ちも変わるかもしれないが、体が休息を求めているのでなかなかそういう気にもなれない。
仕事が落ち着けばまた戻るとは思うけれど、しばらくこの状態は続きそうだ。
気が重い、訳ではない。
必要な事だけ考えて相応に動いていれば、やがて収束する。
こういうことは時々あるのだ。
***
そんな日曜の朝。
明け方には意識の片隅で強い雨音を感じたはずが、目覚めたときには明るい雨上がり。
桜が咲く頃のような空気に気持ちよさを覚えながらも、季節外れの暖かさにどこか居心地の悪さを感じる。
走りに行った人は多いだろうな、なんてベランダから空を見上げて思った。
遅い朝食をゆっくり取った後、どうということもない所用へ出掛けて帰る頃にはそろそろ夕方。
やっぱり少し走ってこよう。
手早く身支度して、TDMのカバーをめくる。
寒い時期にあまり乗らなかったのでバッテリーが気になっていたが、クランキング二回であっさり始動。
よしよし、えらいぞ。
メーターの時計は4:44。暗くなるまでは少しある。
それまでの時間と距離と気分で、迷わず春日井ICへ。
***
中央道への分岐を左に入り、大きく右にカーブする高架を駆け下りてそのまま追い越し車線へ合流する。
速度を保ったまま周りにいた四輪をパスしてミラーを覗けば、冬枯れの木立へ沈もうとする夕日。
正面にはバイクに乗った自分の影。
そう、そうだったと、何かを思い出したような気になる。
ほぼひと月ぶりに乗るTDMは、エンジンも足回りも不安要素など微塵も感じさせない。
去年替えたオイルと機能部品は、きっちりとそれぞれの仕事をこなしていて、
このままどこへ向かっても何の問題もないだろう。
新しいバイクに乗り換える必要性など、どこにあるのかと思える調子の良さだ。
そんなことを感じながら、4区先の瑞浪ICまで。
R19を横切って多治見と恵那を結んでいる、カーブと直線が交互に続くバイパス的な県道へ入る。
帰りは恵那から高速で戻るつもりで走りかけたが、そろそろ夕日は後ろの小さな尾根筋に沈む寸前だ。
少しでも明るい方へ向かおうとUターンして、多治見に向かって少し走った先にある道の駅を目指す。
そこへたどり着く頃は日没直前。
雲ひとつない澄んだ薄暮の中、ジェット機の短い飛行機雲が、夕日の名残りに光っている。
この季節のこういう空の日は、日中暖かくても日が落ちるとともにしんしんと冷えてくる事が多い。
でもやっぱり昼間に続いて、春先のような夕暮れ。
オートバイ用のジャケットのおかげで、気温が下がってくるのが心地良いくらいだった。
そんな中、暮れて行く西の空を見ているとふと煙草が吸いたくなってくるが、それはまたいつかのお楽しみだ。
そう思ってまた走り出す。
100キロにも満たない散歩だったが、見えないところに積もった埃が少しは払えたような気がする。
さあ、今週もがんばろう。