桜海道

これ以上ないくらいのお花見日和だった昨日、我が家も近くの桜を巡ってきた。

シャツの腕まくりに気持ちいい風が吹くと、舞い散る花びら。
田んぼの上のほうからはひばりの声がする。

そんな陽気に誘われてかバイクもいっぱい見かけたけれど、
歩いているだけで楽しい日なんて、そうそうあるもんじゃないからね。

 

ここは今通っている現場の途中にある桜並木。
２月に初めて通った時から狙っていて、毎朝通るたびに開花状況をチェックしていた（笑）
ぼんぼりも屋台も出てないけど、それがかえっていい。

通学路の標識が立っていて、この先の橋を渡ると小学校がある。
なんだかドラマに出てきそうな道だ。

妻と二人、ぐるっと一回りした後は五条川へ。
ここはいわゆる桜の名所なんだけれど、いちばんメジャーな岩倉の桜祭り会場付近まで行かなくても延々と川沿いに並木が続くので、適当なところで楽しめるのがいい。

屋台やバーベキューの匂いに包まれながら歩かなくてもいいのがこの辺りのいいところ。
それがなくて何の花見だという人もいそうだけど、こういう景色とウインナーの焼けた匂いはできれば
同居してほしくないな、私としては。

今日は車なんだけど、バイクを停めて写真を撮ったらさぞ絵になりそうな場所を発見。
この橋のすぐ横に歩行者用の新しい橋が架かっているので真横から狙える。
来年はやってみようかな。

そんな今年の桜も今夜の土砂降りでたぶんおしまい。絶妙なタイミングのお天気と日曜でラッキーだった。

毎年桜を見ると、去年の今頃はこんなことしてたっけ、なんてよく思い出してしまうのはなぜだろう？
でもユーミンの古い曲じゃないけれど、♪こうしてもひとつ、歳を取り…　なんてことが桜を通して感じられる一年というのは、いろいろあっても無事に過ごせた証なんだろうな。　

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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 ところで記事タイトルは、冒頭の桜並木の近くにある交差点から。

どんな由来なのか、観光向けに公募したような名前のわりには、現地はどうということもないような
ローカルな雰囲気だったけれど。

でもちょっとないくらい、いい地名だ。