前記事からの流れで、改めて手元の防寒の更新を考えてみたけれど、
さすがに年明け以降は選択肢が限られる。
本来こういう物は、9月10月には狙いを付けておくものなのだ。
それにグリップヒーターと電熱グローブ、TDMとセローの4つをどう収束させるか、
まだ決めかねているところもあるので、今期は手持ちの装備でしのぐ事にした。
操作性はいまひとつだが、一応ペアスロープの最強冬グローブもあることだし、
どうしてもの場合はそれを引っ張り出すとしよう。
そんな訳で、新しい冬の装備は来季まで持ち越すことに。
その代わり… にはならないけれども、今回はやっと使い始めたB+COM SB6Xのお話。
電源を入れると頭の真ん中に、軽くエフェクトが掛かったちょっとSFチックな音声ガイドが流れる。
電池残量、デバイス1・2の接続確認アナウンス。
流暢な英語を当たり前に聞き分ける耳ではないので、やはり日本語なのはわかりやすい。
音もこれと言って聞きにくい事もなく、自分レベルには必要充分にクリア。
いくら風切り音が小さくなったとはいえ、走行中は音楽鑑賞の環境には程遠いのだから、
あまり細かい事を言っても仕方ない気がする。
さて肝心の通話はバイク屋からの帰り道にタンデムで使ったくらいなので、
突っ込んだ使用感をご期待の方は、他のレビューを当たって頂くのがよろしいかと。
メーカーがプッシュするB+LINKは6Xが集まらないと意味がないし、
他社インカムとの親和性も、周りに相手がいないのでなんとも言えない。
いたとしてもblog繋がりの面々は、インカムを付けていながら通話には全く興味がない
ようなので、この先も検証のしようがないかも(笑)。
まあ繋がったとしても、走りながら喋る事もあんまりないだろうけどね。
ひとつ気になったのは、いわゆるインカム通話ができるのは6X同志だけで、
同社のこれまでの機種も他社インカムと同じユニバーサル通話になるという事。
仲間内で新旧B+COMが混在している場合は多少の不便が出そうだ。
メーカー側は完全に世代を切り替るモデルにしたいのかもしれない。
ところでiPhoneと連携した場合は、デバイスボタン2度押しでSiriが起動するそうだが、
Androidは未確認とあるので試してみたら、自分のAQUOS Ｒcompactでは
ちゃんとGoogleアシスタントが起動するのを確認。
この辺りはAndroidのバージョンにもよるのかもしれないが。
ということは走行中でも音声で電話帳検索して発信、テキストメッセージも
音声入力で作って送信が可能な訳で、「今」ってこういう時代なんだなぁと、
インカム通話とは別の方向で感心したのだった。
さて、妻が選んだのはワインレッドのZ-7。
以前はAraiを被っていたが、いろいろ試着した結果こうなった。
webで見るより深い色味なので、黒い6Xはぱっと見目立たないような気もしたけれど、
何か付けてる感はやはりある。
こんな感じで、けっこう存在感有り。
まあ、冬グローブ越しでも使うのを考えると、この辺りが落としどころだった… のかもしれない。
あと、スマホと連携させるのが前提のような物なので、やはりアプリで設定、可視化できると良かった。
その辺りは世界展開しているメーカーに先行されているが、ファームアップに期待したいところ。
見ていて恥ずかしくなるようなウェブサイトなんかより、そういう面に力を入れてほしい。
と、サインハウスに対しては相変わらずの見方なんだけれども、
これからしばらく行動を共にする装備としては気に入ったし、
役に立ってくれるだろうと思っている。
そんな初インカムの6Xなのだった。
くれぐれも、メットごと落として壊さないように(祈)。