週末の度にぐずついた空模様がずっと続いていたけれども、
この連休は久しぶりに気持ちのいい青空のツーリング日和だった。
信州を目指したライダーも多かったことだろう。
自分は土日は予定があったので、金曜日に少しだけ走ってきた。
週末の度にぐずついた空模様がずっと続いていたけれども、
この連休は久しぶりに気持ちのいい青空のツーリング日和だった。
信州を目指したライダーも多かったことだろう。
自分は土日は予定があったので、金曜日に少しだけ走ってきた。
今回は一応目的があって、なるべく視界の開けた高原道路みたいなところを目指すつもりでいた。
そういうところで写真を撮りたかったのだ。
が、走り出してからも珍しく目的地が決まっていなかった。
あてもなく、というのができない自分には、こういうことはあんまりないのだけれど、
とりあえず小黒川PAくらいまで行くうちになんか思いつくだろう、と中央道へ。
この日は朝から快晴で、ひんやりとした空気がとても爽やか。
長袖のインナーにメッシュジャケットだと涼し過ぎかな、と思ったらやはり山間部では寒いくらいで、
防風のインナーを着込むことになった。
本当にもう、秋なのだ。
で、小黒川で考える。
次の伊那で降りて、バイクでは久々の開田高原…はちょっと違うし、
御岳あたりのブルーラインとか…は視界があんまり開けないし、
野麦峠から乗鞍…もなんか違う。
そうだ、木曽路の気分じゃないんだ。
とはいえ、大鹿村や駒ヶ根方面はこのところ続いているので今回はやめよう。
とりあえず高遠から茅野の方へ出てみるか、そっちの方が空が広い気がする。
という訳で、伊那で降りてR361から高遠へ。
稲が穂を垂れる田んぼの横には、蕎麦の白い花が真っ盛り。
いい季節だなあ。
いつ走ってものどかなR152を行くうちに、ついでに千代田湖へ寄ってみるかと道草。
今回は待ち合わせは当然ないのに、なんだかありがちなルートになってきた。
まだオンシーズンのせいか、平日にもかかわらずキャンプ場にはテントが何張りか。
夜は星が見事だろうな。
茅野へ降りる頃には昼少し前。
山へ入る前に何か食べておくべきだろうと、最寄検索して一番近い蕎麦屋へ行ってみた。
こういう時は、本当に便利になったもんだ。
検索で当たらなかったら、まず見つけることはなかったであろうその店は、
住宅地の一角にあった。
蕎麦だけではちょっと寂しいかも、と掻き揚げせいろを頼んでみたところ、
掻き揚げというより、海老とたまねぎとセリの天盛り的な一皿が付いてきた。
でも蕎麦も天ぷらも旨かったのでOK。
で、ここまで来たなら、ありがちついでに霧ケ峰まで上ってみるか、
道のイメージでいうなら、そのものずばりだし。
と、いうことになって、いつものローカルなルートで池のくるみへ。
そんな私がここにいる、みたいな。
これが今回の目的なのであった。
アシストグリップにカメラをマウントして、ワイヤレスのリモートレリーズで
任意にシャッターが切れるようにしてみたので、今回はそのテスト。
撮ってみないと気付かない部分が多々あって、大成功ではないのだけれど、
こういう撮り方もできると分かっただけでも収穫としよう。
近々別の記事にするつもりなので、詳しくはその時にでも。
今回のススキはいつもより少し早いだけあって、穂がまだあまり開いておらず、
銀色に光る原っぱになるのはもう少しだけ先らしい。
それでもここに来ると、エンジンを切って風の音に耳を済ませたり、
いつのまにか雲を目で追っていたりする。
おかげでちっとも先に進めない。
そういえば冬に履き替えたPR3は相変わらずの好印象で、
荒れた舗装の山道でもなんら気になる部分は出ていない。
ただ、前のZ6 INTERACTよりやわらかそうな減り方で、
ライフは短いのかもしれない。
***
この先は美ヶ原の方までは足を伸ばさず、そのまま諏訪に下りることにする。
写真は途中にあった諏訪湖を見下ろす公園。
この時間になると少し雲が多くなってきたが、空気が乾いていて
爽やかな感じは変わらず、ありがたい。
麓に下りたら素直に諏訪のインターから乗っても良かったが、
県道50で一山越えた先の辰野へ出て、伊北までは下道を行く。
もうETCの割引はない。高速代の節約を考える時代に戻ったのだ。
いつもだとたいてい恵那山トンネルの前後で一息つくのだが、
今回は屏風岩のPAまで。
19時前にはもう暗くなって、宵がすっかり早くなったのも秋を感じる。
ここでそういえば、排気音を翻訳してくれるというアプリを入れてみたのを思い出して、
TDMのを聞かせてみたら。
とか言われてしまった。
なんなの、このキャラ…。
てゆーか、おまえ女だったのか、と、10年を超える付き合いで
初めて気付いた秋の宵なのであった。