日曜日のこと。
土曜の仕事がどうしても空けられなくて、SBTCの奥飛の集いには行けなかったけれど、
その後高山から南下してくるpittsさんと合流するべく、せせらぎ街道へ向かった。
今回はDトラッカー。
高速には乗らないし、これで山あいの道をくるくる走るのも楽しいのだ。
日曜日のこと。
土曜の仕事がどうしても空けられなくて、SBTCの奥飛の集いには行けなかったけれど、
その後高山から南下してくるpittsさんと合流するべく、せせらぎ街道へ向かった。
今回はDトラッカー。
高速には乗らないし、これで山あいの道をくるくる走るのも楽しいのだ。
事前の連絡によると、高山でアホライダーさんと飛騨牛のランチを楽しんだ後出発ということだったので、
こちらもゆっくりと家を出る。
県道73、いわゆるせせらぎ街道をそれぞれ北と南から走っていけばどこかで出会うだろうと、
待ち合わせ場所も時間も決めずに走り出した。
いつものように小牧-犬山-美濃加茂を抜け県道63-58で飛騨金山へ出て、R256から岩屋ダムを流してR257へ。
陽射しはあるけれど乾いた風が強い。空気が澄んで木々の緑や空の色が鮮やかだ。
一息つこうとパスカル清見へ入ると、pittsさんから少し遅れる旨のメールが来ていた。
じゃあ天気もいいことだし、写真でも撮りながら進むとしようかな。
と、走り出したのはいいけれど、メールが来ていた時刻と高山からの距離で読んでいた時間を過ぎても
いっこうに青いZZRと出会わない。そのうちR158へ出てしまいそうな気がしてきた。
(ううむ、気を付けていたつもりだけど、さっき写真を撮ってるうちに行っちゃったかな…)
停まってメールを、と思ったらZZRとフルパニアのR1200GSが過ぎていくので、急いでUターンして無事合流。
pittsさんは二月の箱根以来だけど、アホライダーさんは初めまして。
あちこち手の入ったド迫力のGSアドベンチャーが良く似合いつつも、お茶目さもあわせ持つ方でした。
***
pittsさんはこの道を南下して、R257~256で中津川へ向かう予定。
アホライダーさんはというと早朝東京を出て中央道で中津川まで来て、妻籠に寄ってから高山でランチ。そのままUターンして再び中津川まで一緒に走った後、東京へ戻るという見た目通りのタフな予定にびっくり。
BMWに乗ってるのはそんな人ばっかりですか!?
という訳で、とにかく中津川までご一緒することにして出発。
pittsさんの行きたい所リストにもあったこの道を、絶好のバイク日和に一緒に走れたのは幸運だった。
私はかなりの雨男だから、お二人のどちらかと一緒にこの好天はやって来たのだろうな。
***
pittsさんのZZRを見るのは最後だから、後ろに付いて走行中の写真を撮りつつ走ったのだが、
休憩の時はアホライダーさんのGSに釘付け。独特の迫力に満ちているのだ。
目立つのはコクピット内のGPSやサブライト、バンパーだけど、細かい部分にもオリジナルの実用チューンが満載。
その一方で、赤を基調にしたカラーリングの遊びやナンバー横にビバンダム君が腰掛けていたりする。
そのミスマッチがいい味を出していて、見ていて飽きない。
この手のバイクのオーナーにありがちな、「○○らしさ」みたいなものに囚われず、BMWの最新GSアドベンチャーという
強力な旅バイクとしてのブランドを完全に自分の物として消化した上で、ふさわしい使い方をして楽しんでおられる。
見習いたいバイクとの付き合い方でした。
そしてこのGSのためにあると言っていい、pittsさん曰くなんでも出てくるというこの箱。
とりあえず出てきたアメなど頂いてしまいましたが(笑)
TDMには似合わないかもしれないけれど、ラリー・ライクな上開きのパニアは使い勝手も良さそうだ。
少々傷物にしてしまっても、かえって様になりそうだし。
今度乗り換えるときはこういう箱の似合うバイクもいいかも。
こんなバイクとする旅は楽しいだろうなぁ。
久しぶりに色々と心揺さぶられた一台でした。
***
そうこうしているうちにR19近くの、きりら坂下の道の駅に到着。すっかり影が長くなり、涼しさが増してきた。
ここでも話は尽きなかったけれど、アホライダーさんは東京までの道程が待っている。
お気をつけて。またご一緒しましょう。
pittsさんは中津川IC近くに宿を取ってあるということなので、途中まで走って自然に解散。明日も気をつけて。
今度はニューマシンのタイガーと一緒に。
思いのほか温度が下がった夜道を、久しぶりに寒さを感じながら家路に着いた。
よそ見してたらそれっきり… ということも考えられる合流の仕方だったけど、うまくいって良かったです。