地図を眺めていて、あるいは走行中にふと目にした地名が
妙に心に残ることはないだろうか。
私はよくあります。
そこへわざわざ出掛けて行くことはないだろうか。
私は時々あります。
理由?
その名の場所がどんなところなのか見たいから。
という訳で忘れた頃にやってくる路上カテゴリー第二弾。
今回は地名について。
地図を眺めていて、あるいは走行中にふと目にした地名が
妙に心に残ることはないだろうか。
私はよくあります。
そこへわざわざ出掛けて行くことはないだろうか。
私は時々あります。
理由?
その名の場所がどんなところなのか見たいから。
という訳で忘れた頃にやってくる路上カテゴリー第二弾。
今回は地名について。
最初はそのまんま「地名」、と言いたいところだけど、読みは「じな」。
これはだいぶ前に仲間達と寸又峡へ行ったときに見つけたのを、
後日わざわざ再確認しに行った。
年々いろんな事がどうでもよくなってきたが、こういう事に関してはシツコイのである。
別に変わってはいないけど、ちょっといいよねと前から思っていた地名。
「るりこうちょう」と読みます。
近くには橋もある。
この地区にあるお寺の、瑠璃光菩薩から来ているのだとか。
「瑠璃」という美しい響きの文字も、もはや日常ほとんど使われなくなってしまったけれど、
ここに住んでいれば澱みなく書けてしまうことだろう。
でも、書けない人に口頭で説明するのはちょっと大変かな。
これも珍地名ではないけれど、なんか引っかかる「ねこがほらどおり」。
猫の溜まり場的な洞窟でもあったとか?
珍地名といえば、全国地名マニアの聖地とも言えるのがここ。
残念ながら「しっけ」と読みます。
橋も郵便局も。
しかしルビがふってないとインパクト倍増ですね。
聖地中の聖地だったスーパーマーケットがあったんだけど、
写真を撮りに行った今年3月の時点ですでに閉店だった。残念。
元々は湿地だったようで、語感の通り湿気に由来するそうだが、
よりによってこの字を当てずとも… という気がするが。
しかし今まで合併も、近頃ありがちなキラキラ地名にもならず、
地区の歴史を守っているのが素晴らしい。
それはそうとこのバス停の近くにはとてもおいしい和菓子屋さんがあるので、
聖地巡礼の際にはぜひ立ち寄られることをお勧めする。
一方、こういうストレートなのは個人的にはあまり好みではないが。
極楽行きのバスの終点がここなのであった。
しかし苦界であるはずの現世を生きる土地に、こう名付けた経緯や如何に。
そしてやっぱり郵便局は極楽にもある。
さらに公園も。
余談だけど名古屋の東の長久手市には、こんな公園がある。
この辺りは長久手の合戦で知られる古戦場のあった土地で、近くには首塚なんて所も。
大きな戦があったり、かつて刑場だったような土地には今でもこの手の地名が残っている事が多いとか。
そっち方面がお好きな向きは、検索してみると興味深いかも。
案外「極楽」も、ナニカの裏返しだったりして…。
カタカナの地名もある。
「トキメキ」の最上級、みたいな(違)。
どうやら漢字にすると「留め木」らしくて、面白くもなんともないが、
カタカナ表記にしたセンスは秀逸。
***
カタカナ地名というのは、あまり出会わないように思えるが、
地図を見ていると、時々目にすることに気付く。
特にずっと過去から続く農地の割り振りが、そのまま地名として残っているような郊外に多い。
ただそれは交差点やバス停の名となって、行きずりの我々の目に留まるよりも
地元の、特に年配の人々が共有する意識や、あるいはローカルな地図や農地台帳のような
書面の中でのみ使われる場合が、もはや圧倒的に多くなっていると思われるが。
しかもその地域特有の表現であったり、そもそもの由来が推察できない読みだけが残っているものだから
何を意味しているものやら、さっぱり見当が付かない場合も少なくない。
少し前に偶然見つけた東郷町のここもそうで、「じこんご」なのか「じねんご」なのか、
なぜに「子」だけ漢字なのか、そもそも「ンゴ」ってなんなのと、謎は深まるばかり。
ちなみにゼンリン地図ではこうして地名が出るものの、Google mapでは前は出ていたのに
今は出なくなっていた。
が、検索するとちゃんとその範囲は教えてくれる。
信号一区とはいえ、途中で微妙に道の左右が入れ替わったりと、
なにやら意味深な範囲…。
ならば、という訳で、「ジ子ンゴ」に行ってみたンゴw
が、これといってなんにも…。
ここでジ子ンゴ郵便局やスーパージ子ンゴでもあるなら、ネタとしてはともかく。
範囲が範囲なのでさすがにそれはないだろう。
中ほどの、ちょうどウエストのようにくびれた部分にバス停があったけれども、
表記はいたって普通というか現代的。
やはり古くからの地名として残るところには残っているが、
一般の認識ではここは「和合西口」になっている、と見た。
まあそうだろうなぁ。
余談が続くが、この近くの和合ゴルフ場の中はもっとすごい事になっていて、
「ドンドロ」だの「ギロウ」だのもう、なにがなにやら。
ただ、その語感や新旧濁り池があったりするところを見ると、元は泥湿地だったのかも、と思えてくる。
農地じゃなかったから土地の買収も簡単だった、とかね。
と、「ジ子ンゴ」については何らオチのないまま、話題は変わってしまうのであった。
***
さて、そんな地名のお話。
私が日夜移動し、オートバイやクルマで出かける限り、役に立たない地名の旅も続きます。
では、忘れた頃にまた。