オアフの休日 －記憶を繋ぐもの－ [旅]
ハワイ編最後は自分のための視線をいくつか。
見てくれている人たちへ向けている面もあるんだけど、
半分は自分のための記録なので。
引き出しの鍵になるような風景を残して、久しぶりのハワイは終わりに。
1992 Dec.
初めてハワイを訪れたのはちょうど20年前で、上はその時に撮ったもの。
ポジをフィルムスキャナで取り込んでいるので、色の雰囲気がおかしなことになっているのはご愛嬌。
外国に行ったのもそれが初めてで、異なる気候や風景はもちろん、空気の違いがファインダー越しに
見えるような気がしたのを覚えている。
2012 Feb.
今回、偶然通りがかって思い出し、再びレンズを向けてみた。
まるで映画のひとコマのような家並みはそのまま、と思ったら
正面の門は人が通れるだけに変わっていた。
右の家の雰囲気もなんとなく違うのは、塗り替えたのか建て直したのか?
とても絵になっていたFIAT124 spiderも見えなかった。
まだ持ち主に愛されて出掛けているのか、あるいはもう、手放されたのかもしれないな。
20年経つんだもの。
自分達だって、それだけの時間を経ているのだ。
その後何度か足を運んだハワイもやがて足が遠のき、海外へ出掛けることもすっかりなくなっていたけれど、
とあることから話が膨らんで、一度行ってみたいと言っていた親と一緒に再び訪れることができた。
父は5枚アロハシャツを買い、570枚写真を撮った。
母はハワイアンキルトとなぜかツボにはまったグラノラバーを箱買いして、280枚写真を撮った。
楽しそうな父と母の、あまり見たことのないような表情が新鮮だった。
と同時に、たぶんこんなふうに過ごせる時間の残りは、そんなに長くはないのだろう、とも思った。
帰って以来、ふたりともすっかりハワイが気に入ったようで、先日実家に行ったら食卓の上に
もう新しいガイドブックが広げられていた（笑）
復習と予習を兼ねて、次回の計画を練っているんだそうだ。
頼もしいな。
ハワイ、良かったでしょ。
今度はクリスマス前なんていいかもね、街中飾り付けがきれいだよ。
行きたい所や見たい事を書き出しておいて、次のハワイ会議には提案してよ。
そう言って帰ってきた。
楽しんでいる姿を見るのは、自分も楽しい。
小さな頃、この人たちもそんな目で私を見ていたのだろうな。
今回はそんな旅だった。
またみんなで出かけよう。
最後から二枚目の画像で、良い旅だったって事が良く判りますよ。
by XXAR2 (2012-03-18 07:01)
遅ればせですが、おかえりなさい。
ステキな旅の空気がいっぱい詰まった写真、楽しんでます^^
デジカメが200万画素にも満たなかった頃は、
1泊の旅行でもメモリーカードが数枚必要でしたが、
1420万画素の現在、カードいっぱいまで撮るような
旅をしてないな、と、ふと気付いたりして。
もちろんカードの大容量化が貢献してくれてるんですけど、
あまり腰を据えて撮っていないというか、
集中力が続かなくなってきているというか。。。
by mani (2012-03-18 10:16)
こんにちは。
レポお疲れ様です。
人が楽しむ姿を観て、こちらも幸せになれるというのは、良い事だと思います。
ウチは、（自分の方は）母が早くに逝き、長生きした父もあまり真似事すら出来ませんでしたが、義理の（相方の）御両親には出来る事をしておこうと話しています。
出来る時に出来る親孝行をしておきたいものです。
by HIRO (2012-03-18 16:25)
★XXAR2さん
今回は日程的には余裕があるはずだったんですが、
行ってみればそれなりにあわただしくなってしまったのが反省点でした。
次は何にもしない日を設けて、のんびりしてもらおうと思ってます。
★maniさん
普段、楽しませてもらってますから、
旅の空気を少しでも感じて頂ければ、幸い（微笑）
今回は妻用に新しくカメラを買ったので、それで撮った写真も多いです。
気が付いたかもですが4:3が混じっているのがそれで、
HDRの反則的すごさにびっくりしてきました。
なので、GX200は思ったより枚数が伸びなかったのでした。
腰を据えて撮らなくなったというのは、似たようなことを感じますよ。
銀塩の頃は延々と波の写真を撮ったりしてました。
今回みたいに家族と非日常を過ごすのが楽しいのはもちろんですが、
独りで移動しながらじっくり写真を撮りに行きたいと、
密かに強く考えています。
★HIROさん
孝行ってわけでもないんですが、そろそろ意識して
こういう体験を残しておかないと、後できっと後悔すると思えてきたのです。
義理の両親ともそういう機会を設けないと。
時間は公平ですが残酷でもありますね。
by YASH (2012-03-19 21:56)
うん。
一人じゃないと、写真ってじっくり撮れませんよねぇ。
特にワタシがひっついていくバイク乗りたちは
みな写真にはほぼ興味ないし
しかもワタシより早いので（笑）
食事とSAの写真くらいしか撮れないのが悲しいデス。
個人的には窓越しに海がみえるレストランと
アロハをまとったご両親のバックショットが特にスキ♪
ステキな旅録をありがとうございました。^^/
by なおネィ (2012-03-21 10:11)
旅だより、なんだか夢の世界のようだなぁ...なんて思いながら見てました。
自分がハワイに行ったのは、多分YASHさんの直前、'90か'91です。
レストランとホテルと夜の怪しい街しか見なかったので
あとでオアフ島などの長閑な楽園的風景の話を聞いて
いつか機会があったら出掛けてみたいなぁ、と思ったこともあるんですが
いつの頃からか、すっかり冬景色の虜になってしまって(笑
ご両親と、というのが素敵ですね。
自分も近いうちに母を連れて何処かへ、と思っているんですけど
それが自分にとっても思い出の場所だったら楽しいでしょうね。
ちょっと考えてみます。
by harry (2012-03-22 22:39)
★なおネィさん
じゃあソロならいつもうまく撮れるかというと、
それはまた別のお話になってしまうんですが…。
ただ、納得するまでというのは確かにあって、
それで充実感が得られるというのはありますね。
ツーリングも仲間がいてこそ得られるものも確かにあるけど、
ソロでこそ、というのも同じようにある訳で、どっちも大事にしたいなと。
ネィさんも今季は、ソロでフォトツーなんていかが?
by YASH (2012-03-22 22:47)
★harryさん
いやー、日常から考えれば間違いなく夢の数日ですよ。
まだ夜の街角にはブーツ履いたおねえさんが立ってた頃でしょ（笑）
あの頃はたしかに夜は怪しい雰囲気がありましたね。
今はそういうのはなくなったけど、すごく景気が悪いんだろうな、というのが
いろんなところで感じ取れました。
ただ田舎の海辺ののどかなのは相変わらずで、
そういうのはいつ行ってもいいですね。
運転していてもぎすぎすしたところがなくてほっとします。
旅先では親がなんだか可愛く見えるんですよ。
これは自分が歳を取ったのもあるんでしょうけど。
ほとんど毎日合っていたのに、15年くらいは本当の二人を見ていなかった
ような気もして、改めていろいろ考えるようになりました。
楽しいですよ、親との旅。
なるべく早く、ぜひ実現させてください。
by YASH (2012-03-22 23:18)
1973年が初めてのハワイ、まだPAN AMの時代でした。
（この旅行中に１ドル360円が280円になりました、、、）
その後、何度行ったことでしょう。
訪れた回数も通算滞在日数も忘れました。
諸島のなかで訪れていないのはモロカイ島のみ、
でも、全部仕事です。
海には一度も入ったことがありません。
1992年12月の一枚、いいですね、
何気ない写真でも、その後印象に深く残るシーン、
私もいくつかあります。
＞引き出しの鍵になるような風景
そんな写真を見ていると、まさにそのとおりですね。
両親に、いつかハワイに連れて行ってあげるよ、
と言い続けて、結局適いませんでした。
いまは、妻との約束を果たせるように努力！です。
by e-g-g (2012-03-28 12:07)
★e-g-gさん
お返事遅くなりました。
73年のハワイは今とはかなり違っていたのでしょうね。
そして仕事で行くのと休暇で行くのとでは見方、感じ方も
ずいぶん違ったものになりそうです。
普段の暮らしのスイッチをオフにするのは、
なかなか踏ん切りがつきませんよね。
でも、「今」って状態は思っているより安定して
続かないものだと、思うようになりました。
約束、お早めに。
そしてまた新しい約束を（笑）
by YASH (2012-03-31 00:23)
写真に取り込まれている空気が、日本の何処とも全然違うんですよね〜^^
絶対に日本では味わえない空気付属の写真を拝見して、飛行機嫌いの私でも「嫁さんともう一度行きたい海の向こう」部門ノミネーナンバー１になりましたb
by McCoy (2012-04-08 12:28)
★McCoyさん
空気感が違うのは陽射しや湿度なんかが関係しているんでしょうね。
あと向こうの海辺ってこちらの磯臭さみたいなのがないのが不思議です。
＞飛行機嫌い
じゃあここはひとつオトナのゆとりでもって、
遠洋航海の船旅で奥様と再びb
by YASH (2012-04-10 23:18)